【感想】口腔医療革命 食べる力

塩田芳享 / 文春新書
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • Dr.(読多ー)あんころ猫

    Dr.(読多ー)あんころ猫

    人間にとって「食べる」ことは生きる力としてとても大切なんだろう。

    それに食べることを止めてしまえば極端な話、喋ることや笑うことまで止めてしまうことになる。

    長生きしていくうえで、自分の口で食べ物を食べられるようにケアや養生することは大事ですね。続きを読む

    投稿日:2019.10.07

  • hito-koto

    hito-koto

    このレビューはネタバレを含みます

     塩田芳享(しおだ よしたか)著「食べる力」、2017.1発行です。人工栄養高齢者の急増。現在は「食べる力」がともすれば、窒息、誤嚥性肺炎予防の名のもとに奪われていくおそれがあると著者は述べています。「食べる力」とは何か!? 健康のバロメーターは「食べる、喋る、笑う」。そして、食べる力が喋る力と笑う力につながっていると。一方で、急激な高齢化についていけない歯科事情もあるとのこと。よく噛んで味わうには自前の歯がいいことは勿論ですが、高齢者にとっては噛みやすい入れ歯が何よりも大切ですね。いい歯医者さんは宝物です。
     示唆に富む内容でした。塩田芳享「口腔医療革命 食べる力」、2017.1発行、再読。日本人の平均寿命は延びたが、「食べること」がその犠牲になっている。病院が食べられない高齢者を急増させている。誤嚥性肺炎の防止から胃ろうや鼻からの栄養補給、医師がリスクを減じ、患者のリスクを増やしている。人間にとって「食べる力」とは何か! 食べることによって生きる力が湧き、それは歩く力へと。噛む~送り込む~飲み込む は一連の動作。口腔ケア、口腔リハビリ、噛み合わせの調整された義歯が大切。食べる、喋る、笑うが健康のバロメーター
     医科と歯科の狭間で見過ごされてきた口腔(口の中)。医療現場で食べられない高齢者が急増。誤嚥性肺炎を防ぐため、飲みこむ力が弱化した患者に胃ろうや鼻からチューブの栄養摂取を。大切なのは、噛む力、送り込む力、飲みこむ力の一連の動作。食べるリハビリをすれば、食べる喜び、そしてそれが生きる喜びに。するめを口の中で動かしたり、指で下あごを押さえたり、舌や口の運動を。「食べる・喋る・笑うが健康のバロメーター」 塩田芳享(しおだ よしたか)「食べる力 口腔医療革命」、2017.1発行、再読。

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    投稿日:2018.01.16

  • RENO

    RENO

    「口を鍛えて、いつまでも健康!」いい標語です。おいしく、楽しく、安全に食べることは、介護の現場でも常に重用ししています。言いまわしに引っ掛かるところや、仕事柄同意できないところ(在宅介護が一番)もありますが、お薦めの一冊です。個人的には「フレイル予防プロジェクト」が地域の高齢化対策に取り入れられないか興味があります。続きを読む

    投稿日:2017.03.27

  • fwhf9008

    fwhf9008

    知多半島に住んでいる要介護認定を受けていない65歳以上の健康な高齢者4,425人を4年間に渡って追跡した結果は、「20本以上自分の歯がある人と、しっかりと入れ歯を入れている人とでは、認知症になる割合はほぼ同じで。それに対し、歯が19本以下で入れ歯を使っていない人が認知症になる割合は約2倍。」
    藤田保健衛生大病院では、あらゆる職種が150名集まる日本一ともいえる「栄養サポートチーム」が活動している。
    続きを読む

    投稿日:2017.03.20

  • 文藝春秋公式

    文藝春秋公式

    【「食べる・しゃべる・笑う」が老後を変える】栄養を投与することしか見てこなかった終末期医療の盲点は、自分で噛んで楽しく食べること。お喋りも笑顔も作る、口腔ケアの最前線。

    投稿日:2017.01.20

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