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北方謙三 / 集英社文庫 (14件のレビュー)
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総合評価:
future4227
2
岳飛伝、ついに始まる!
楊令伝完結から4年。 遂に待ちに待った文庫化刊行スタート! いやぁ長かったなぁ。 おかげでそれまでのストーリーや人物もかなり忘れてしまっていて、思い出すのが大変だった。 ありがたいことに第1巻はさほど…大きな動きはなく、どちらかというと『楊令伝』の復習と登場人物の再紹介を兼ねたウォーミングアップ的なストーリー。 今のうちに、登場人物を思い出しておけよと北方先生に言われているみたいだ。 これからまた1年半に渡って北方ワールドが続くと思うと胸が踊る。続きを読む
投稿日:2017.03.03
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unodai
さぁ、全17巻のスタート。 古い友人に再会する様な気持ちで読み始め、皆と同じ様に亡くしたものの大きさを再確認しています…
投稿日:2022.06.18
ヒューイチ
楊令伝の最後に楊令が死ぬ。 その楊令に右腕を切り落とされた岳飛の物語が今始まる! とは言うものの読み初めは出涸らし感がたんまりとしてました。 水滸伝の英雄達の生き残りもあと僅か、あの九紋龍でさ…え文章から体力の限界に一歩一歩近づいているのだなぁ感じるところがあります。 前作楊令伝の始まりでは色んなものに期待がありました。前々作の水滸伝で童貫に滅ぼされた梁山泊を呼延灼や公孫勝、武松達が支え楊令を統領に迎え建て直し打倒童貫という目標があった! しかし、本作には何がある?何が残っている?という思いがあり暫く時間を置いてしまいました。 本作を読んでみての感想は『暁光がある』という事です。 多くは語りません是非ご一読下さい!続きを読む
投稿日:2021.09.19
寛斗
水滸伝、楊令伝に続く第3章。 続ければ続けるほど駄作になるものが多いですが、水滸伝から楊令伝。 とても、楽しめました。 そして、岳飛伝。 今回の作品も楽しめそうです!!
投稿日:2018.08.11
マッピー
このレビューはネタバレを含みます
百年に一度の大洪水で水に没した梁山泊。 突然の楊令の死に呆然としつつも、機能を回復しつつあるものの、今後の方向性を出せる者は一人もいない。 楊令亡き後も今までどおりの仕事をしながら、新たな指導者を待つ古い世代と、新たな道を模索する若い世代。 史進が「じじい」呼ばわりされるくらいなのだから、もう本当に世代交代の時なんだと思うけど、最初から読んできた身としては少しさびしい。 楊令の死は岳飛の勢いも一時止めた。 その間に着々と国の体制を整えていく南宋の秦檜(しんかい)と、整えきれない金国の兀朮。 それぞれのスタートラインが示された第一巻。 “自分のことは、自分で決めろとは、どういうことなのだ。好きなように生きればいい、というのとは少し違うような気がする。誰でも、どこかでなにかを耐えている。なにかを諦めている。それが生きるということだろう、と張朔(ちょうさく)は思っていた。” 母親代わりの顧大嫂(こだいそう)に、自分のことは自分で決めろと言われ悩む張朔。 けれど、梁山泊に足りなかったことは、確かにそういうことなのだ。 彼らが何を考え、何を行い、何を諦めていくのか。 続きを読むのが楽しみだ。
投稿日:2018.07.24
Bookman
北方水滸伝の最終章「岳飛伝」。第一巻はまだ楊令伝のその後といった印象。軍も健在で張朔、王貴が新たな交易を始めたが未だ「楊令ロス」の梁山泊。新頭領・呉用は洪水の復興に努めながらもとりあえず静観。それぞれ…が自らの志と向き合い行動するのを見守ってる感じかな。 岳飛も失った右腕とともに虚脱感から抜け出せていない、まだ完全復活前。 そして楊令の遺児・胡土児を養子に迎えた金軍総帥のウジュ。まだ父親が楊令とは伝えていない。どのように物語に反映させるのか気になるところ。続きを読む
投稿日:2018.05.13
Haru&Shu
楊令伝を読んでから4、5年経ってしまい、登場人物の人間性は記憶おぼろげの状態。そうであっても、北方謙三さんが描くピリッとした漢らしい雰囲気や短い言葉に含まれる情感は相変わらず引き込まれる。
投稿日:2018.04.10
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