【感想】美しい日本語

金田一春彦 / 角川ソフィア文庫
(5件のレビュー)

総合評価:

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  • 日本語の良さを再認識

    同じ著者による「ホンモノの日本語」の続編にあたるものらしい。日本語そのもののこと以外にも、文化的、歴史的な背景や民族的なことにまで記述が及び、「日本語」という言葉を通して様々なことを学べる一冊だった。
    ただ、これはどちらかというと新作ではなく、今までの著者の作品の書き直しをベースにしてあるので、「ホンモノの日本語」を読んだ後に新鮮さが感じられなかった。
    内容は全体的に興味深い。日本人が日本語を理解する上では重要なことが散りばめられていると思う。
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    投稿日:2020.05.23

ブクログレビュー

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  • 朔

    国語のような話すためや書くための勉強ではなく、もう少し広い視野で見た日本語の魅力・面白さ・短所などが書かれていて面白かった。

    知らず知らずのうちに自分が間違った日本語を使っていた事に気づかされることもあり、勉強にもなった。

    最後の章は割と読み飛ばしてしまった。
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    投稿日:2024.02.28

  • あおりんご

    あおりんご

    日本語の奥の深さを実感できる内容でした。日本語は、植物と魚に関する表現が多い。焼くことについて少ない、方言が定着することもあるなど興味深いお話満載で楽しく読めました。歴史的側面と地域文化的側面から日本語を考えるのもいいですね。
    日本語のこれからに向けた提言は納得の内容でした。
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    投稿日:2023.01.03

  • もおりい

    もおりい

    普段何気なく使っている日本語の由来、敬語についての正しい使い方。
    また、日本語特有の謙虚さ、奥ゆかしさ等と、外国語との違いについての考察など。
    著者が言語学者なだけあって、とても読みやすい丁寧な文章です。続きを読む

    投稿日:2018.11.11

  • miyuki

    miyuki

    国語学で著名な金田一春彦が日本語の特性を解説した一冊。言語とはそのことばを使う人びとの特性をそのまま受け継いでいるということがわかる。日本人が直接的な物言いを好まない、自己主張をあまりしないという性格はそのまま言語表現の特徴となっている。
    また言語はその使用者たちの文化の特徴を示す。たとえば日本語のさかな偏の漢字の多さ、また植物の種類の多さからその名前の多さは世界一とか。
    ことばが時代や土地によって変化してもそこにはそれを使う人たちの性格、生活、文化を反映している。
    言語とは流動的であり使う人びとや時を経ることによってどんどん変化していく。しかし日本語の本来持つ美しさ、繊細なことばの表現等はできることならいつまでも残っていって欲しい。
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    投稿日:2017.03.30

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