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藤堂明保, 竹田晃, 影山輝國 / 講談社学術文庫 (7件のレビュー)
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restoration
中国史書の倭国=日本に関する記述をまとめた本ということで購入。 気になった点として、卑弥呼を『姫子(ひめこ)。「ひみこ(日御女)」と読むのは新井白石の説』(P.101)と注釈を書き、以降もずっと「ひめ…こ」で通しているのだが、これは何か定説なり学説なり存在するのか?何も説明が無いことに違和感がある。「百済」「新羅」も「くだら」「しらぎ」ではなく「ひゃくさい」「しんら」などと記載しているがこれについても説明は無し。最近の学説ではそうだというなら何らかの説明が必要であろうし、そのようものはないというなら自らの独自解釈であることを明記すべきだろう。続きを読む
投稿日:2022.07.16
yoshio2018
中国の史書に書かれた日本(倭国)や東アジアの国々(扶余、高句麗、韓、高麗、百済、新羅、靺鞨など)のことを、漢文の書き下し文と現代語訳で記述している。後漢書、三国志、宋書、随書、旧唐書、新唐書、宋史、元…史、明史に書かれている。その時代時代でどのように倭、日本のことが知られていたかが分かる。倭寇で苦しんでいた沿岸の国の様子や、船で中国から琉球にわたる時の苦労などが分かる。続きを読む
投稿日:2020.02.10
たけ坊
中国の正史の中での日本の記述を集めたもので、中国の目で卑弥呼だとかの古代から後の方には室町幕府との勘合貿易や大内家や大友家、織田家、秀吉の朝鮮出兵までの日本を見るのはなかなかに面白い。他にも沃沮、靺鞨…や朝鮮半島の国々などの記述も。続きを読む
投稿日:2020.02.08
bax
このレビューはネタバレを含みます
[ 内容 ] 古来、日本は中国からどのように見られてきたのか。 金印受賜、卑弥呼と邪馬台国、倭の五王、「日出ずる処」国書、「日本」国号、朝鮮半島と動乱の七世紀、遣唐使、僧侶や商人の活躍、蒙古襲来、勘合貿易、倭寇、秀吉の朝鮮出兵。 そこに東アジアの中の日本が浮かび上がる―。 中国歴代正史に描かれた千五百年余の日本の姿を完訳する、中国から見た日本通史。 [ 目次 ] 「倭国伝」について 後漢書(巻八十五・東夷列伝) 三国志(巻三十・魏書三十・烏丸鮮卑東夷伝) 宋書(巻九十七・夷蛮) 隋書(巻八十一・東夷) 旧唐書(巻一百九十九上・東夷) 新唐書(巻二百二十・東夷) 宋史(巻四百九十一・外国七) 元史(巻二百八・外夷一) 明史(巻三百二十二・外国三) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
投稿日:2014.11.07
racdog
中国正史における日本に関する記述と、いくつか東夷に属した国家に関する記述も納めてあります 現代語訳についてはいくらか研究によっては意味の揺れている部分を断言していたりしている部分もありますが、概ね良い…訳になっているように思われます 本筋からは外れますが沃沮や靺鞨、夫余に関する記述が読めるのは貴重です続きを読む
投稿日:2013.10.17
chryspais
この本には古代の日本だけでなく、朝鮮、中国の周辺民族の記述も載っている。 倭国の章だけ読み進めるのも充分あり。 奈良、平安時代以前の、今とは全く異なった日本民族の姿がそこにはある。 また、元王朝、その…後の明王朝から見た日本の姿(外交姿勢)も必読。続きを読む
投稿日:2013.08.11
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