あのこは貴族

山内マリコ / 集英社文芸単行本
(55件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
10
23
15
4
0
  • 婚活が気になり出した女性にお勧めの本です。

    女性は30歳目前になると婚活が現実問題として浮上しますが、理想的な結婚相手には中々巡り会わないもの。努力ではどうにもならない問題に、焦りや理不尽な思いに押し潰されそうになる適齢期の女性達の心理がよく伝わって来ました。
    30歳前後というと婚活も一大事ですが、誇れる仕事に従事しているか、親元から自立しているかなど、成功した社会人であるかの評価がくだされる最初の節目ですかね。競争社会、同世代間で取り残されたくないという気持ちは大きいですよね。

    地方出身の難関大学中退の美紀は自立の王道といった人生を歩んでいるけれど、運命的な結婚相手に巡り会えたと思えば出自の違いで結婚対象外とされてしまう。結婚相手に選ばれた華子は、家柄が良く気質の穏やかだけれど、人生の目標が結婚以外にない女性。

    共通点の無い二人がいつ出会うのか推測以上に引っ張られました。人は結婚によって幸せを掴むのでしょうか? ラストはじんわりと温められました。
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    投稿日:2017.04.07

ブクログレビュー

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  • ゆう*

    ゆう*

    このレビューはネタバレを含みます

    上流階級の生活、すごく息苦しそう。
    教養とセンスを身に着けてて当たり前やし、賢くないとできひんなーと思った。
    やりたいことしかやりたくない自分には絶対無理と思った。

    最後は華子ちゃんが「お嫁さんになる」っていう目標なんかしょーもない、って思ってくれて痛快やった。
    青木くんは嫌な奴やけど生まれた時から運命が決まってて、でも期待に答え続ける人生を選んでて、孤独やろうなってちょっと心配。

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    投稿日:2019.09.19

  • Ayumi Taguchi

    Ayumi Taguchi

    東京で生まれ育った者、地方から何かを求め東京へやってくる者、それぞれの視点から見る東京という都市。そして多様なる価値観を、山内さんの言葉によって自分のいつもの生活とその他の世界の暮らしを映像化するような作品。「そうなんだよ、私の気持ちはそれなんだ。」と共感できる場面、「そんな世界があったとは。」と未知なるものを感じ、身震いする場面があった。東京へ住む人、これから住みたいと考えている人、こことは違う何処かへ行きたいと考える人には山内さんの作品をお勧めしたい。続きを読む

    投稿日:2019.09.05

  • みっぴ

    みっぴ


    世代が同じだからか、山内マリコの作品は刺さる。

    女性がふと感じる寂しさ、違和感など心の中にあるモヤモヤを言語化してくれる。

    「女同士を敵にさせたがる」風潮の中、「女同士の義理」で互いを思う美紀と華子。ともすればキャットファイトで終わりそうな場面を全く違ったアプローチで描き、読後感がとても爽やかだった。

    山内マリコの作品をもっと読みたくなった。
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    投稿日:2019.06.25

  • mayupink.

    mayupink.

    東京と地方、お嬢様と庶民。
    やっぱ地方出身の女子目線で東京を描くのが
    最っ高に巧いなあ山内マリコ。
    華子よりも美紀のターンのほうが好きだった。
    こういう女子に憧れる。いい女だー。
    映画化されるみたいだけど、
    わたしの中で美紀は桜井ユキさんのイメージ。
    不思議なメンバーでの女子会、
    そこでの心中話のくだりが良かった。
    男ってやつはほんとにもう、、、、、、。

    雨宮さんの解説も素敵だった。
    「お互いに、お互いが持っているものを持っていない。」
    その通りだなあ。
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    投稿日:2019.06.05

  • mie580512

    mie580512

    2019.04.24読了。
    今年10冊目。

    面白かった!
    女同士の義理。
    華子と美紀の関係も、華子と逸子の友情も好き。

    女の敵は女!ではない。
    いろんなフィルターをかけて女を区別して、分断して歪み合わせてるのはこの社会であり、その考えに女である自分たちも染まってしまっている。

    同じ立場のほうが(母である、妻である、独身であるなど)話しやすいし気も楽だし。

    でもそれだけじゃつまらないし、華子と美紀みたいな関係を築けたら面白いなぁとも思う。


    上京組だし、遍歴も似ていて美紀の気持ちに共感する部分が多々あった。
    の反面、華子の性格にはイライラしっぱなし。
    でもお金持ちで何不自由ない暮らしでも幸せじゃないって悲しい。
    ただ、結婚してなくての30歳前の焦り、不安は痛いほどにわかった笑




    続きを読む

    投稿日:2019.04.24

  • まんぷく

    まんぷく

    封建的な女性観に違和感を感じ、自己を主張する女性たちの本音も、時代を捉えながら正論ぽく主張していないあたりが、上手な小説家さんだと思う。読みながら、対極のいとうあさこさんと、故雨宮まみさんを思い出した。家庭の価値観はほぼ再生産されるな。続きを読む

    投稿日:2019.01.23

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