【感想】僕とモナミと、春に会う

櫛木理宇 / 幻冬舎文庫
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
1
3
6
1
0
  • 続きを読んでみたくなりました。

    不思議なペットショップで猫を買うことになったが、
    この猫が喋る上に、飼い主の翼には小人?に見えます。
    おしゃまな猫のモナミに背中を押されながら、翼は…。

    猫が喋るというのはありがちかもしれませんし、
    物語のヒロインを兼ねるというのも他にもあるかもしれません。
    ただ、櫛木理宇さんの持ち味が加わると、なかなか新鮮な読み味でした。

    櫛木理宇さんの作品では、ホーンテッドキャンパスに近い読み味かもしれません。
    ドロドロ系ではなく、わりとライトな方です(笑。

    二章だてになっていて、翼に関しては最初の一章があてられ、
    物語の広がりを感じさせる、もう一章がセットという構成でしょうか。

    他にもお話が作れそうな世界観に感じましたので、
    翼とモナミのさらなる活躍?を読んでみたいなと
    読み終わって素直に思いました!

    続編はあるんでしょうか??
    続きを読む

    投稿日:2018.05.14

ブクログレビュー

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  • ふう

    ふう

    ファンタジーの混ざった
    ヒューマンドラマという感じの小説。

    猫のモナミと、アロワナのルーシィが可愛かった。
    小さいサイズの人間たちがペットとして
    売られている、という毒のきいた設定も◎

    櫛木さんは振り幅がすごい。続きを読む

    投稿日:2024.03.25

  • アヤカ

    アヤカ

    とても読みやすく、優しく穏やかな世界に心が癒される。しかし普段ミステリーやサスペンスを多く読んでいることもあって、少々話の展開の少なさに物足りなさも覚えた。

    投稿日:2023.09.27

  • よつば

    よつば

    主人公は人と話す事を大の苦手とする高校生の男の子 赤草 翼。

    偶然立ち寄ったペットショップで猫を飼う事になりその猫に「モナミ」と名づけます。

    そのペットショップの動物達は正当な飼い主には美しい少年・少女に見えると言う 今までになかったファンタジー色溢れる展開が新鮮です。

    頼りなかった翼がモナミの叱咤激励で少しづつ逞しく変化して行く姿が心地よい。

    背景として過去の重い出来事が根底にありながら 作中に優しい空気が流れ温かい気持ちで最後まで読む事が出来ました。
    続きを読む

    投稿日:2021.05.18

  • 有浅ひなこ

    有浅ひなこ

    ペットが美しい少女に見える、ちょっとフェティシズムを感じる話ですが、ほんわかする内容でもありました。それぞれの人の抱える闇は結構重かったのですが、だからこそ優しさが際立ってよかったのかな。

    投稿日:2019.03.05

  • Chanmei52

    Chanmei52

    このレビューはネタバレを含みます

    心に闇を抱えた人が出会う不思議な生き物と暮らす話。
    スルスル読めた。心を病んだ人が重い荷物を下ろすのはなかなか難しいのかな。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.08.31

  • iyoharuka13

    iyoharuka13

    対人恐怖症の高校生翼がペットショップで出会った猫モナミ。愛猫の手を借りながら、大人への階段を登りはじめる青春ストーリー。
    胸糞悪小説の第一人者・櫛木さんとは思えない爽やかなアオハルもの。翼が心を閉ざす要因になった父親の謎や、友人ができるきっかけは面白いが、尻すぼみ感あり。続きを読む

    投稿日:2018.03.17

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