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夢枕獏 / 朝日文庫 (5件のレビュー)
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i-suya
最終巻。文覚、源為朝、崇徳院など気になる登場人物の顛末について、著者の解釈がある。これが面白い。「平家物語」や「椿説弓張月」が気になった。「あとがき」も面白かった。
投稿日:2016.08.15
カイ
最後まで西行が好きになれなかったので、それほど楽しめなかった。 あと文覚も好きじゃない。 宿神の考え方は共感できる。
投稿日:2015.09.10
風太郎
平家の隆盛と没落を目の当たりにしながら、西行は歌と弔いにその人生を費やすのだった。 西行と清盛の対照的な生き方が心に残りました。 そして、あの時代の権力の興亡を西行の目を通して感じることがで…きました。 まさに、あの時代の武士の象徴が清盛で、その時代を見届け、歌の心に残したのが西行だったのではないかと思いました。 自分の心と向き合いながら、人を愛し続けた西行の行き方は、今の時代だからこそ強く人の心を打つのではないでしょうか。 そんな西行を改めて好きになることができた作品でした。続きを読む
投稿日:2015.06.15
Hikari
☆2015年5月7日 私にとって夢枕獏といえば『陰陽師』のイメージが強い。 宿神とは何なのかの解説を読んでいると、陰陽師の裏にあるものをほうふつとさせるが、小説そのものはそちらに行かないように細心の注…意をもって描かれているように感じる。 同じテーマで、ほかの作品もあるらしい。 早速取り寄せてみよう。 夢中になって読める4冊シリーズだった。続きを読む
投稿日:2015.05.24
tsucchy
「そこに樹があり、石があり、花がある如くに、宿の神はただそこにあるだけ」日本古来の神 そして西行がその後の日本人に植え付けた「桜」を愛でる心 は、その桜に宿る「宿神」とともに現代にも残っている。 こ…の本では、清盛が西行に「そのままでいい。」という言葉とともに西行の生き方自身が、「宿神」であったのだろう。 「ありのままで」の流行も、西行以来の心の持ち方の下地があったからだろうか。 しみじみと西行を思う本です。続きを読む
投稿日:2015.04.26
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