【感想】生産性

伊賀泰代 / ダイヤモンド社
(251件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
60
106
48
8
1
  • 外資系にいた著者から見た、日本の企業の弱さ

    もちろん、日本の企業には、強いところは良いところはたくさんあるのですが、外資系にいた著者から見ると、この「生産性」の観点においては、
    日本の企業の多くは弱く見える様です。

    本書で指摘されている内容は、納得できる内容が多く、いわゆる日本の企業で働く私には、耳が痛い内容も多かったです。

    生産性は、インプットを減らすことに目が行きがちだが、アウトプットを上げることをしていかないとそもそも限界がある。
    著者がこれまで携わってこられた採用領域を例に上げ、
    生産性が上がらない障壁となっていることの一つとして、「経営者の見栄」を挙げているのは、興味深かったです。

    そして、生産性を上げる方法を、インプットとアウトプットにおいて、それぞれ改善と革新という観点で整理をするやり方は、今後生産性を見るうえで、フレームとして使いやすい概念だと思います。ここで得られた知識をもとに、ちょっと実践をしてみようと思える本でした。そして、何%改善という積み重ねも大切ですが、〇倍にしよう、というレベルのものでないと、なかなか革新は生まれないですし、そういうことに挑戦をし続けること、考え続けることに、価値があるのかなと思った本でした。

    生産性に関して、掘り下げられてはいますが、著者の専門である「人材」領域の話が多く、組織論や育成に興味のある方なら、より刺激を受けられる本だと思います。
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    投稿日:2017.03.23

  • ほそまっちょ

    生産性を上げるというと、無駄なことを極力なくしてすべてを合理的に行うことというイメージがありました。
    体で例えると余分な贅肉を落として、ガリガリにやせ細ってしまうイメージ。そうではなくて余分な脂肪は落とし筋肉をつける。より筋肉質な体にして強くなることが生産性を上げるということ。
    長時間仕事をしている人が頑張ってる人ではなくて、決められた時間の中できちんと仕事ができる人が評価される社会になってほしいものです。
    オススメです。

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    投稿日:2017.03.18

ブクログレビュー

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  • 本の虫

    本の虫

    日本の多くの企業が生産性に対しての見方を誤っているという指摘に感心しました。
    今の組織に必要な効率化がよく分かりました。

    投稿日:2024.03.02

  • かなた

    かなた

    最後の8章に生産性を上げる具体的な方法が書かれていた。それ以前の章でには生産性を上げる効用や低い生産性の弊害が書かれている。
    読むのは8章だけで良かったと感じた。

    投稿日:2024.01.06

  • KEN

    KEN

    ◼感想
    生産性を高めるためには?と考え読了
    個人、組織としての生産性の高め方が具体的に書いてあった
    特に出世競争にあぶれてしまった人の対処は急務だと感じた
    ◼意見
    企業では、生産性を高めることはむしろ損だと考えている人が多いのではないか
    私のまわりでは、少なくとも残業を好んでしている人がいる
    生活のためなのか、習慣になってしまっているのか分からないが、私はこれからも定時ダッシュをしていく
    ◼気づき
    成長とは生産性を高めること
    ずっと成長とはなんだろう?と考えていたので、新たな視点を取り入れられた
    確かに学び・気づき→行動の繰り返しが成長だと考えると、生産性を高めることが成長だとも言えると思った
    成果主義も量から質への評価→昨年との相対
    売上やCVなどで測れないものは、どのように成果として考えればよいのか、相対的な評価を行うためにはどうすればよいか?と考えていたが、シンプルに生産性で測れば納得感のある指標が得られそうだと思った。インプットを減らすのか、アウトプットを増やして質を上げるのか。そういう観点が業務の生産性を高める。
    ◼ToDo
    常に生産性を高めるためには?と考えて改善・革新のために時間を投資する
    会議・資料つくりはわかりやすく生産性を高めやすい領域。ここをまずは抑える

    https://self-methods.com/rn-productivity/
    続きを読む

    投稿日:2024.01.02

  • ろうれい

    ろうれい

    人によっては良書なのかもしれないけど、自分には合わなかった。(驚いたり熱中することはなかった。)自分が技術系の職種だからなのかもしれない。イノベーションという言葉が流行していた初版発売の2016年ならではの本、という感想。続きを読む

    投稿日:2023.12.30

  • ガッツ

    ガッツ

    日本で技術イノベーションはあるけどビジネスイノベーションが起きにくい理由に納得。内容に全く古さを感じない、良書中の良書。著者に感謝。

    投稿日:2023.12.07

  • ryo

    ryo

    日系企業が外資に劣っているのは、生産性(アウトプット/インプット)
    工場の現場では高いレベルで生産性の追求がされているが、ホワイトカラーの生産性はブラックボックスになりがち。
    生産性向上の重要性についての考え方や資料作成の方法(ブランク資料を事前に作成)や会議の進め方(事前に達成目標を明確化)など具体的な手法の記載もあり参考になった。続きを読む

    投稿日:2023.10.07

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