【感想】タイムマシンでは、行けない明日

畑野智美 / 集英社文芸単行本
(37件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
15
16
5
0
0

ブクログレビュー

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  • ねこ

    ねこ

    「ふたつの星とタイムマシン」を読んですぐにこちらも。
    人間関係もしっかり頭に入った状態だったので、面白さが倍増した気分。
    変えたい過去があったとしても、タイムマシンを使ってしまったらパラドックスが起こってしまうんだよな…。過去に戻ろうとする光二にハラハラしながら読み進めた。
    前作からの登場人物も綺麗に繋がって、なるほど!と納得。でも、それぞれの気持ちを考えると切ないなぁ。
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    投稿日:2024.01.02

  • raindrops

    raindrops

    読んでる間中、悲しさと寂しさが体にまとわりつくように、周りを漂っているような気分だった。

    コミカルな描写や、会話もあるのだけどそれを感じさせない、主人公の平沼先生、長谷川さん、魚住さん、丹羽君のご両親、いろんな登場人物の悲しさが溢れている。

    特に丹羽君のお父さんの気持ちが辛かった。痛いほど気持ちが分かる。お母さんが持たせた草餅も、どんな気持ちで作ったのか想像すると本当に悲しい。
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    投稿日:2023.12.04

  • hosinotuki

    hosinotuki

    物理的な説明は不明ながら、ボーイミーツガールの切なさとパラレルワールドの不思議さがいい具合にミックスされてとても面白かった。井神教授の深い愛に包まれた研究室、いい雰囲気でした。

    投稿日:2023.11.03

  • 屋根裏のリリー

    屋根裏のリリー

    このレビューはネタバレを含みます

    高校生の丹羽君は自分の気持ちを伝えようとしていた相手である長谷川さんを交通事故で亡くしてしまう。大学生になり研究室にあるタイムマシンで過去に戻るがそこで目にしたものは…。

    元の時代に戻れてもそれは全く同じ世界でないというのがこの物語の主軸となっている。いるはずの人がいなくなってる世界。

    魚住さんは丹羽君をどんな気持ちで送り出したんだろう…。丹羽君も長谷川さんも魚住さんも好きという気持ちを言えずに会えなくなる切なさ。

    平沼先生に会う時お弁当箱に入った奥様手作りの草餅をお土産に持参した丹羽君のお父さんには涙でした。

    最後に出てきた村上さんが誰なのかピンと来なくて考察を読んでそうなんだ…と。そこまで深く詠みこめなかったです。でもパラレルワールド楽しめました。

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    投稿日:2023.08.23

  • はまだかよこ

    はまだかよこ

    このレビューはネタバレを含みます

    ポプラ並木さん、bmakiさんのおススメ
    SFは私の老化した脳が付いていけないのだけれど
    これは登場人物の内面も深く描かれていて
    時空を飛んでもなんとか(笑)
    設定も面白く夢中になって読んだ

    二人の若い想い
    切ないね

    私は年齢的に丹羽光二の両親の想いが刺さってしまった

    あちらとこちらの世界
    それぞれに懸命に生きている

    ラストにやわらかな光がさしこんだ

    ≪ 初恋が 胸あふれだす 命かけ ≫

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    投稿日:2023.08.09

  • こころっく

    こころっく

    普通に面白いエンタメなのですが、ロボットだとかバーチャルだとかそういう近未来要素は特に本筋とも何の関係もないので、別にいらなかったのでは?と思ってしまいました。そういう要素が作品を陳腐にしてしまっている感じです。
    でも、基本的には面白くサクサク読めてよかったです。
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    投稿日:2023.06.05

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