婚礼、葬礼、その他

津村記久子 / 文春文庫
(39件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
5
18
7
3
0

ブクログレビュー

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  • 兎

    このレビューはネタバレを含みます

    ヨシノの話はとにかくにやにやがとまらないくらい好きな話。
    友だちの結婚式に幹事として行ったのにその最中に会社全員参加型の葬式に呼ばれる
    空腹の中、全く知らない人の葬式にでてる心中が面白くて。津村さんの言葉選びが好き。

    ただ2話目の話は主人公が短い間に何人もでてきて、、そして1話目の話が面白かった分すこしスピードダウンしてしまった。
    自転車で事故ったカップルの2人乗りの女の子が気になる存在だった。。

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    投稿日:2021.07.04

  • はまだかよこ

    はまだかよこ

    このレビューはネタバレを含みます

    ヨシノさん、大変!
    色々と呼びつけられて
    アタフタしている彼女と一緒にワタワタしました
    お疲れさまでした
    お腹すいたねえ
    目指す人生、きっと送れる気がします
    ヨシノさんなら

    二編目の「冷たい十字路」
    視点が面白いです
    ただカタカナの名前について行けませんでした

    津村記久子さん 好きです

    ≪ 婚礼と 葬礼どっち? てんやわんや ≫

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    投稿日:2021.05.19

  • naonaonao16g

    naonaonao16g

    同僚が結婚式を挙げた。
    わたしは出席していない。

    友人が亡くなって一年が経った。
    わたしは彼女に会いに、地元に帰れていない。

    結婚式は、事前に出席者の予定を空けておくように告知がなされる。その時点で、最重要案件である。一方で、葬儀は突然告知される。当然だが、突如として最重要案件となる。
    では、そんな結婚式と葬儀が重なった場合。あなたならどうするか。
    この作品では、主人公ヨシノがその重なった最重要案件に立ち向かっていくお話。
    まるで、そんな日常を一挙手一投足で描いたエッセイのような作品でした。

    本作品でも、津村さん持ち前のユーモアが冴えわたっている。そして、主人公の正義感の強さとなめらかに吐き出される愚痴の数々。
    津村作品の素晴らしいところは、この毒のような愚痴が、ポップに、心地よいリズム感でもって描かれているので、全く不快ではなく、ブラックユーモアとして冴えわたっている点にある。そして、不快にならないのはもう一点、登場人物それぞれみんな、ちょっとどうしようもないのになぜか魅力的なのである。

    そして、解説でわかりやすく描かれているが、「与えられる情報は実は最低限」なのである。
    先ほど「登場人物それぞれみんな、ちょっとどうしょうもないのになぜか魅力的」と書いたけれど、津村作品では、登場人物に関する情報があまりないまま物語が進み、会話や過去・現在の出来事から、読者側がその人物像を構築していく作業が必要になるのだ。外見や設定がかなり控えめに描かれているからこそ、そのキャラクターに俄然興味がわき、どんな人物なんだろうと想像力をかきたてられる。そこをほとんど描かなくてもこんなにも生き生きと描き、読者に印象を残し、魅力を伝えることができる。この描き方はすごい。

    表題作と一緒に収録されている「冷たい十字路」。
    この作品は、人物像が分かっても、その人物像の背景が分からないまま物語が進み、十字路に関する人々が代わる代わる主人公となって語られていくうちに、全体像が見えていくというものである。主人公が変わりながら進んでいく物語は数多くあるけれど、津村さんの毒がこんな風に、ある種ミステリ作品のように描かれるのは非常に珍しい。

    そしてたぶん、間柄にもよるけれど、わたしは主人公と同じ立場なら、結婚式の方を優先するだろう。
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    投稿日:2021.03.28

  • スティンキー*

    スティンキー*

    津村さんの描く「怒り」が好き。この人の世界観が好き。

    この作品は表題通り、冠婚葬祭に翻弄される主人公の話です。「行かなければ・・・」と思いながら参加するそれらは、まさに“召喚”という表現がぴったり。所々、毒づいてはみるけれど、その毒に共感するし、結局「イイヤツ」な主人公が好き。

    ブログにて詳しいレビューしています*
    https://happybooks.fun/entry/2015/05/15/000000
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    投稿日:2021.01.13

  • 一体型ライト

    一体型ライト

    津村記久子作品の映像化ブーム来てほしい。津村記久子さんの会話劇を映像で見たいと強く思う。なんなら津村記久子さんが脚本を書いても良いのでは。現代の向田邦子だ。どこか企画してほしい。

    投稿日:2020.12.22

  • キョロスケ

    キョロスケ

    「旅行より結婚式が強くて結婚式より強いのはお通夜……」
    「トレーディングカードみたいに言いなさんな。それはまあそうなんだけど」

    皮肉怒りユーモア満載だけど空腹で腹を鳴らしながら他人の葬式で自分の身内のことを回想して号泣してしまうあたり、常識ありそうにみえて天然なヨシノに好感持てる。
    タイトルの「その他」は生理現象を含んでそう。タイトルのザックリした感じ好き。

    《それにしても、他の社員の付き合いのよさ、というか社会人作法の卓越に、何か筋違いな怒りのようなものも覚える。》
    続きを読む

    投稿日:2019.09.26

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