【感想】悟らなくたって、いいじゃないか 普通の人のための仏教・瞑想入門

プラユキ・ナラテボー, 魚川祐司 / 幻冬舎新書
(12件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • kowaretai

    kowaretai

    タイトルに「入門」とあるが、結構難しい本だった。特に魚川氏の発言は、長いうえに用語も要旨も分かりにくいため、さらっと読むのではなく、しっかり立ち止まって咀嚼する必要があった。

    対談本ではあるが、魚川氏がリードする立場だったためか、氏の長々とした話を受けて、プラユキ師が自身の見解を端的に述べるということが多かった印象。プラユキ師の瞑想に対する考え方などをもっと知りたかった自分としては、そこが期待はずれだった。

    要は瞑想には様々な種類と目的地があって、それらを理解したうえで自分に合う方法を実践して智慧と慈悲に至り、自他の抜苦与楽を実現していこう、ということだと思う。
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    投稿日:2023.12.21

  • dsukesan

    dsukesan

    仏教瞑想がどういうものか、普通の人の生活でどう活かすことができるのか、付き合い方を知ることのできる本。
    瞑想にも多様性があり、目的と方法が多様であり、自分に合う合わないもあるとのこと。唯一の真実があるから、自分をその瞑想合わせなくてはならないと考えるのではなく、自分の目的、適した方法を考えて、合わない時は別の方法を探すという柔軟な対応もあって良いというスタンスを知る。方法によっては、逆に問題を悪化させることもあるとのこと。
    瞑想することと、リアルの物語の中での人格陶冶は別物なので、その指導者の為人をみることも重要ということも、目から鱗だった。

    第三の軸を立てるというイメージや、抜苦与楽という言葉と態度を知ることができたのも収穫だった。

    瞑想には、慎重に、でも親しんで付き合っていきたいと思える本であった。
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    投稿日:2021.11.21

  • spica2015

    spica2015

    ブラユキ師の本を読むのは初めて。遅くなってしまった。この本の感想を書こうとすると自分のことを語ってしまいそうで。
    プラユキ師に(勝手にですが)出会えたこと、ホントに私はツイているなぁと思える。どれだけ救われていることか。続きを読む

    投稿日:2020.11.06

  • yoshidamasakazu

    yoshidamasakazu

    魚川祐司 と プラユキナラテボー の対談本。テーマは 「悟りを目指さない」実践する仏教の地図。智慧、慈悲、自由について 普通の人向けに整理している

    智慧は 多様的な思想を前提に いい面を自分に取り入れ、悪い面を 他の思想で補う 自己修正型の概念だと思った

    仏教的な自由 と 一般的な自由は意味が違う点がある。思い通り振る舞うことは 仏教的な自由では ない

    再読の際は 仏教、心理学、哲学、精神医学の共通性を意識しながら読みたい

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    投稿日:2020.03.11

  • 凪

    ヨガやスピリチュアル界隈でも同様に散見される「あるある」について、よく分析されており、ヴィパッサナー瞑想合宿に参加したり、マインドフルネス・ブームを傍から眺めつつ抱いていた、なんとも表しがたい違和感の正体を掴むヒントが詰まっていた。プラユキ先生のチャート表は非常に良く出来ている。

    瞑想の世界にも「瞑想難民」なんてことが言われているらしい。唯一無二の正しさを求めてようとしてしまう→言わば外的な何かに期待してしまう、もしくは逆に疑いから始まって拒絶で終わってしまうからなのかも。ある教え・やり方を信じ、それに従う、ということを「自己の責任において」決めるということが発端にない、という人は割と多いように思う。
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    投稿日:2019.06.13

  • tenntoonaji

    tenntoonaji

     「悟り」と「瞑想」を中心に、とても実際的なヒントを頂きました。「気づきの目」の図に、腑に落ちる納得感を得ました。「瞑想」といえば、若者向きのスタンスを感ずるのですが、私には無理?でも、”修行”といった堅苦しさは、随分と減り、多くの書物が出版されているのは、喜ばしい。続きを読む

    投稿日:2018.09.17

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