【感想】風光る(39)

渡辺多恵子 / 月刊flowers
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
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ブクログレビュー

"powered by"

  • sakopy

    sakopy

    このレビューはネタバレを含みます

    歴史で起きた事実に
    この物語なりの
    味付けをしてくれる
    エピソードが面白い
    何が起こるかだけでなく
    何を起こしていくのか
    楽しいだけでは終わらない時代だからこそ
    どんな時にも人はいたのだから

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    投稿日:2022.08.22

  • saya

    saya

    このレビューはネタバレを含みます

    庄内藩による薩摩藩邸焼き討ちは、
    フィクションによっては挑発にのって馬鹿なことをしたように描かれることもありますが
    当時の江戸では相当薩摩のやり方にストレスが溜まっていたようですし
    喜んだという描写になっているのが風光るっぽいなと思います。
    新選組が水盃ではなくて祝酒だと言っているのも興味深いです。

    滝川さん関連の話などがやはり史実に基づいてきっちり描かれていたなと感じます。
    この辺りになってくるとそもそもどれだけ端折っても史実が盛り沢山なので、事実の羅列になりがちなのは
    多くの歴史物に見られる傾向です。

    それでも、彦根などの裏切りの様子をもう少しじっくり描いて欲しかった気はします。
    寝返る理由やそれを受けての絶望感などを読みたかったです。

    井上泰助さんについてあまり史実を知らないのですが、
    これはどの程度史実に基づいているのでしょうか?
    あまりにも泰助のキャラクターがうざいのが気になります。
    井上さんが撃たれたのが自分のせいだと思いこむのならまだわかるのですが、
    周囲も対応からしても泰助のせい、という感じになっていますし、
    となると泰助のせいでまた人が死んだ、ということになります。
    流石に子供だから、と流せる範囲ではありません。

    田村銀之助は12歳、泰助は11歳のはずですが、見た目や言うことを聞かなさからしても
    とても11歳には見えません。
    現代の11歳でももっと大人ですし、当時なら尚の事もう少しきちんとしていたのではないでしょうか。

    私は叔父の首を持ち帰ろうとする美談としてしか泰助さんのことを聞いたことがなかったので
    ちょっとびっくりしました。

    田村銀之助がかなりクローズアップされていますし、
    野村利三郎と相馬主計も度々出てくるので、セイちゃんはやはり土方さんについて箱館まで行くということなのでしょうか。

    現代人に比べてこの当時の人は虫の知らせなど
    感が良かったとは思うのですが、
    沖田さんがまるで千里眼というのも
    ちょっと、またですかという感じがしてしまいました。

    近藤さんがあまりに泣きすぎなのと、
    沖田さんが「土方さんと神谷さんが似てる」と度々言うのもちょっと飽きてきたかなと。

    特に近藤さんはあまりにも、真っ直ぐというよりは
    これではお馬鹿さんに見えてしまうのでがっかりです。

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    投稿日:2019.07.04

  • るいこ

    るいこ

    とうとう開戦してしまった…
    総司の命はどこまで持つのか
    その後のセイはどうなるのか
    これからの怒涛の展開を早く見たいような見たくないような

    投稿日:2017.09.18

  • うさこま

    うさこま

    このレビューはネタバレを含みます

    前巻のおみのさんに続き、山崎さんが倒れるラスト。
    源さんも亡くなってしまい、総司の病状は悪化の一途。
    ここから先は悲劇ばかりだと知っていればこそ、総司がセイを後ろから抱きしめる胸キュンシーンすら、もう辛くて仕方がない。
    だって、もう、鳥羽伏見だもんな。
    慶喜公、江戸に帰っちゃったもんな。
    はぁ、辛すぎる。
    そして、泰助と銀之助が源さんの御首と刀を埋めるしかなかったと涙するシーンは、一緒に泣かずにはいられなかった。
    あんな子供が命の重さに耐えている、幕末って、やっぱりすごい時代だよな。

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    投稿日:2017.05.21

  • 稲石浩司

    稲石浩司

    幕末の新撰組を女性隊士視点で描く39巻目。

    本巻は江戸薩摩邸放火から鳥羽伏見の戦い、大阪城退去までが描かれています。
    オリジナル隊長の井上の死など史実と知っているものがどう描かれているかが一つの興味のポイントですが、可もなく不可もなくという感じでした。
    登場人物の中でスポットが当っていたのが隊士の山崎と幕府軍艦館長の榎本で、特に榎本の描写が面白かったです。
    慶喜の大阪退去の心情は次巻で明らかにされるのか気になるところです。
    激動の歴史の渦中にいるので、おせいは完全に傍観者的な立場で、幕末純愛漫画とはいえない状況が続きますね。
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    投稿日:2017.01.07

  • りりこ

    りりこ

    このレビューはネタバレを含みます

    表紙は仲むつまじく微笑みあう総司とセイちゃんのイラスト。だが、本を開くとついに新選組がグラつき始める泥沼の戦いに突入していく。鳥羽伏見の戦いの開戦。史実は知っているだけにページをめくるのがつらい。源さんの戦死。源さんの首を持ち帰ろうとする、2人のチビ隊士が初めて「命の重さ」を知る姿が切ない。新選組の良き時代は終わった。これからますます読むのがつらくなるのは分かっているけれど、総司とセイちゃんの不器用な恋愛から目を離すことは出来ない。もはや一心同体の二人に、どうか安らげる着地点をと願う。

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    投稿日:2016.10.20

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