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松岡圭祐 / 講談社文庫 (35件のレビュー)
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総合評価:
御殿まり
9
シリーズの方向性を決める1冊!
正直言いまして『水鏡推理』を読むのをやめようと思ってました。 理由は大きい話(●TAP細胞や人面塚)を持ってきて、 中身は不正行為を暴くだけしかなく、つまらなかったから。 でも、この4巻は新しいテー…マに挑戦した作品になっていました。 そのテーマは親子関係のあり方。瑞希が文科省にいるからこそのテーマですね。 不正を暴くだけでなく、答えを出すことが難しい親子関係のあり方も絡み合い考えさせられる作品になっています。 次回も不正を暴くだけでなく、+αの付加価値がある作品を期待したいです! ただ、1点残念だったのが 瑞希が調査を続ける際に残り時間が表示されるのは良かったんですけど、 遭難者側の状況(食べ物はあるか?凍傷にかかっていないか?)がほとんど書かれていなかったので、緊張感に欠けました。 まぁ、最後まで読んで気づきましたが、書かなかったというより書けなかったという方が正しいのかも。 なお、5巻は12月15日頃に発売で『ニュークリアフュージョン』という話みたいです。 続きを読む
投稿日:2016.10.15
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わらぶる
6
わだかまりが解けたかな
重苦しい設定からスタートして、複雑に絡み合った状況、事件は思わぬ方向へ。 こいつらだけは許せん!成敗!ってな登場人物がぞろぞろ. こんな奴らいないと信じたいけど、もしかしたらと思わされるのがこのシリー…ズの怖いところ。 娘を持つ親として、改めて考えさせられました。 価値観は押し付けない。子は親の所有物じゃない。 子育てを通じて親が成長しないといけないなー。 親子で、より一層読書に励んで・・妻に叱られるかな。 やっぱり読書はやめられない。 次巻を楽しみに、おやすみなさい。 2回目読了。事件は無事解決。ずっと友達--のフォローは今後の続編でされると良いな。Qやαとは違い、職務の枠内での解決を求められる主人公だけに、活躍させるのが大変でしょうね。縦割り社会を横に繋いで行くモデルを示して、実社会が追いついてくれると○。期待してます。続きを読む
投稿日:2016.10.13
おいかわ
5
今までと違うテイストで
本作は冒頭から今までのテイストとは違うことがわかります 全体的に緊迫感がある内容となっています また、霞が関OB、元官僚、本法務教官に取材している関係かリアリティがあります そして、今回の舞台は文科…省プラス気象庁 書籍説明にもあるように<気象ミステリ>が鍵になっています 今回のキーは親子愛にあると思うんですけど、親子のあり方にも色々なものがあるのだと思い知らされました 血が繋がっていれば親子なのかそれとも… 少女たちの危機とは裏腹に暴かれる保護者の思いと大人たちの思惑はとても黒い… そんな中でも普通だと思っていた親子関係は、 かなり幸せなものなんだと改めて気づかされました さて、今回テイストを変えてきた水鏡推理ですけど、 次回はどんな感じになるのか気になります ちなみに自分より前に書かれているお二人のレビューは秀逸なので、 そちらをご覧になった方が参考になるかと思います!! 続きを読む
投稿日:2016.10.17
みっちゃん
2
スーパーヒロインからがんばるヒロインへの脱皮?
これまでの水鏡シリーズの中では、ベストの一冊だと思います。 これまでの作品は、なんだか現実離れした超人的なヒロインの活躍の物語だったのですが この作品は、決して超人的ではなく、素直で純真で傷つきやすい…、でもまっすぐに疑問に感じたことに 突き進んでゆく、普通のOL(公務員)のヒロインががんばる物語。 そこに感動と共感を感じました。 これまでの少し奇抜な設定や仕掛けと、大きく方向転換した、人と人とのつながりや家族愛を背景とした 物語の展開が、新たな感動を与えてくれました。 それでも、国家公務員や公益法人などの腐敗と戦う大枠の設定は変わらず、その部分の痛快さもあり あっという間に読み終えてしまった、とても良い作品でした。続きを読む
投稿日:2016.11.18
ふわふわ
気象ミステリというよりは、
気象ミステリというジャンルは知りませんでしたが、 地球をねつ造した後なので、気象もねつ造するのか、 と思いながら、読み始めたら、いつもの通り、ぐんぐん引き込まれて行って、一気に読んでしまいました。 …お話は、ハラハラドキドキしながらの、時間との闘いの縦糸と、 イライラじりじりしながら、瑞希とともに怒る横糸を、 軽妙な会話や、テンポの良さで、まとめ上げている、面白いミステリです。 Qシリーズ以来、割と細かなマメ知識的なことや、トリックのうまさに目を奪われていましたが、 今回は、臨床心理士としての、作家の面が大きく出てきたような気がします。 人とのかかわり方、自分がどうして今の自分になったのか、そんなことも考えさせられる作品です。 瑞希さんは、目的をしっかりと持った、ヒロインとして成長していっていますね。 助ける人も、だんだん増えていくといいですね。 次回作も楽しみです。 地球、気象ときたら、宇宙をねつ造する勢いかな?(^^) 続きを読む
投稿日:2016.12.11
J.SUZUKI
1
今までのシリーズに比べて良いですね
これまでの本シリーズに比べて内容が凝っているのと、登場人物の背景というか親子関係のような内容もあって良かった。個人的には★3.5だけどおまけで4つ。
投稿日:2016.10.26
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masao3966
今回も楽しく読めました。今回は以前程 爽快感は少なかったが 瑞稀は 変わりません。今後も楽しいシリーズを続け貰えたら嬉しいです。
投稿日:2021.01.05
ポプラ並木
このレビューはネタバレを含みます
水鏡4作品目。今回は民間気象予報会社の不正&女子少年院の山登り虚偽行為を水鏡と官僚浅村が暴く。少女が抱く親との確執、水鏡・浅村も質は異なるが共有。誰しもが持っているこの確執は人生を左右する。法務教官の仕事の大変さは一言では語れないが、濱浦、紀香のバカさ加減には、really?あり得ない!と唸った。私も経験していますが、研究費を頂くのは難しいし、そうあるべきだと思います。なので、研究内容を理解出来る評価者による審査が必要ですね。しゃんしゃん的なのは反対
投稿日:2020.08.12
suwaro(スワロ)
気象庁と民間気象会社の食い違いから発生してしまった少女集団遭難とそれに関わる手の込んだ不正を、主人公である水鏡瑞希が解いていく内容。少女集団遭難、官僚の失踪、民間気象会社の驚異的な予報的中率のカラクリ…が真相に結び付いていく様子や真相にたどり着いたことで窮地に追い込まれた瑞希が生還する様子は読みごたえがありました。続きを読む
投稿日:2020.05.02
有浅ひなこ
中盤、瑞希はやけに子供っぽいし、父親はなんたかやたらと説教じみてるなと思いつつ読んでたんだけれど、こういう結末に落ち着けるためか、と腑に落ちた。前回より面白かった。浅村は絵に書いたような理想の上司像だ…なと思う。まるで、少女漫画から出てきたみたいだ。ただ、この作品は瑞希にとって救いがない人間ばかり出てくるのでこういう人もいた方が読んでる方も安心できていいなと思った。続きを読む
投稿日:2019.03.05
tomojuju
おかしな組織、人間関係の中にいると正義まで狂ってしまうよね。 人として持つべき正義を失わないようにいたいし、責任ある立場になった時その正義を奪わないようでありたい。親は無条件で子供の価値観も正義も奪う…ことができてしまう。 ってことを考えさせられました 2018.11.10続きを読む
投稿日:2018.11.10
のがまま
子供への愛情が当たり前ではない場合もある中で水鏡さんと共に両親からもらった無償の愛情に感謝。また、目に見えない評価に苦しむ中で、それでも組織に属するからこそこできることがある状況は公務員でなくとも社会…人なら誰しも。四面楚歌ではない水鏡さんの環境がとても素敵に思えました。続きを読む
投稿日:2018.10.12
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