【感想】不思議の国のアリス

ルイス・キャロル, 脇明子 / 岩波少年文庫
(34件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
12
10
8
1
0

ブクログレビュー

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  • aoi-sora

    aoi-sora

    図書館の児童書コーナーで目が合い、手に取った一冊
    アリスと言えばこの挿絵
    ジョン・テニエルさんのちょっと怖い絵に惹きつけられる


    本当にヘンテコ
    思った以上にヘンテコ
    少し読んで、これは理解しようとしちゃいけない本だな
    と思い、もう一度最初から子供の頃の気持ちに戻って読む。
    そう言えば、ちゃんと読んだ事がないと気付いた。

    アリスは本当にお行儀がよく、賢い女の子。
    「ワタシヲノンデ」と書かれた瓶を見つけても、「毒」と書いてないかよく確かめて味見をする。
    しっかりしているね。

    でも次第に好奇心を抑えられず大胆な行動をとる様子が子供らしく、クスッとする。



    「不思議の国のアリス」って、こんなにも言葉遊びが満載の物語なんですね。
    英語でないと笑えないものがたくさんあって、翻訳では別の冗談に置き換える工夫が必要だったと、訳者あとがきにあります。
    原文で読めたらどんなだろう?
    続きを読む

    投稿日:2023.12.20

  • 司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    読んだいて頭がおかしくなりそうなイカれたヘンテコ世界!
    一つの不思議な展開に頭がおいつかないまま、
    場面はコロッと変わりまた違うヘンテコなお話へ・・

    でも!意外なことに!
    読んだ後、一番「??」と思った場面が
    頭の中にずーっと残っていてて、
    忘れっぽい私が今でもいろんなキャラクターを覚えている。
    そして、思い出しては、この本を読んでみてよかったなぁと思っている。不思議な本!

    ・アリスについての考察や、時代背景かアリスを読む・白うさぎと帽子屋と「時間」についての考察が面白い。
    ・『大人のための児童文学講座』ひこ・田中著
    ・『<読む>という冒険』佐藤和哉(日本女子大文学部教授)著 岩波ジュニア新書 おすすめ
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    投稿日:2023.03.21

  • アサス

    アサス

    そんなには長くない話で、読みやすかったです。
    でも、子供の時に読んでたかなって考えたら少し難しいかなあと思いました。

    投稿日:2023.02.05

  • MISHIMA Yukino

    MISHIMA Yukino

    夜寝る前に子どもにも聞かせる話って、こんな風に支離滅裂であまり筋はない。私は全くはまらないけど、挿絵が素敵。

    投稿日:2022.03.31

  • 湖南文庫

    湖南文庫

    『不思議の国のアリス』は、イギリスの数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン(1832~1898年)が、ルイス・キャロルのペンネームで創作した児童小説である。キャロルが、オックスフォード大学在学中に所属していた学寮の学寮長の娘であるアリス・リドルのために即興でつくって聞かせた物語がもとになっており、キャロルはこの物語を手書きの本にして彼女にプレゼントする傍ら、知人たちの好評に後押しされて出版に踏み切ったという(1865年)。
    本作品は、聖書やシェイクスピアに次ぐ数の言語に翻訳された、世界で最も読まれた児童小説とも言われており、冒頭の、白ウサギが「たいへんだ!どうしよう!まにあいそうにもないぞ!」とひとりごとを言いながらアリスのそばを通り、チョッキのポケットから取り出した時計を確認して、再び走り出す場面や、不思議の国で出会った、木の上にいるチェシャー・ネコが、しっぽの方から消えていき、にやにや笑いだけが枝の上に浮かんでいる場面など、その後、数多の引用、言及の対象となっている。
    ただ、本作品には英語による言葉遊びが満載で、挿入されている詩や歌の多くは当時よく知られていたもののパロディだというが、それらの面白さは、他言語に翻訳され、時代も異なる我々に、十分に楽しめない点は残念である。(訳者は、その点を苦心しており、原文では伝わらない冗談を別の冗談に置き換える工夫をしたりしているという) 
    また、この岩波少年文庫の挿絵は、出版当初の、当時風刺漫画で有名だったジョン・テニエル(1820~1914年)によるものであるが、1907年に英国で作品の著作権が切れて以降、アーサー・ラッカムなど、世界中の挿絵画家によるものが出ている。
    私は、今般、松岡正剛氏が有名書評「千夜千冊」(1598夜/2016年1月)で取り上げていたのを知って、改めて読んでみたのだが、この作品自体の評価はなかなか難しい。松岡氏は、「ルイス・キャロルには、むろん何か格別に天才じみたところがあったにちがいありませんが、この人は全体としてはもともと変な子であり、長じても変な大人だったと思います。まずは、そう思ったほうがいいでしょう。・・・案の定、へんてこ世界のアリスを誕生させた。」と書いているのだが、この作品は、大人の理屈を持ち込んで読むのではなく、子どもが子どもの感性で楽しむ世界なのだろう。そういう意味で、大人にとっては、子どもの感性を一時でも取り戻すために手に取ってみるのもいいのかもしれない。
    (2020年4月了)
    続きを読む

    投稿日:2020.04.30

  • hihihideko

    hihihideko

    出てくる動物が、どれもこれも可愛くない!けれど、読み終わると不思議と面白かったなぁという心持ちにさせられます。英語のまま読んだ方が、詩の遊びをもっと感じられるような気がしました。不思議な世界。理不尽なのになんとなく理屈が通ってるようなよく分からなさが面白かったです。テニエルの絵は本当に素敵!続きを読む

    投稿日:2020.03.21

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