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村上春樹 / 文春文庫 (470件のレビュー)
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総合評価:
thutomu
余韻の残るラストは良い
6篇からなる短篇小説集。 映画の原則となった「ドライブ・マイ・カー」が入っていたり、ノーベル文学賞発表のタイミングではあるけど、読んだのはいずれとも関係ない。 どの作品も面白かったし、余韻が残るラ…ストは良かったけど、良くも悪くも村上春樹らしい作品ばかりで、好き嫌いは分かれるかも。続きを読む
投稿日:2021.10.10
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理科好き
いまいち
時々単発ではいたけれど,いままで村上春樹はなんとなく避けてきていました。 まぁ微妙・・・。 残念ながら私には合わないということでしょう。
投稿日:2017.11.13
tommuger
4
村上春樹入門としておススメ。
恋人や妻に去られた男たちがテーマの短編集、短編はあまり好きじゃないのだがこの作品は良かった。 村上作品は刺激的な香辛料のように感じる。それでいてさっぱりしてクセがないような。読めば読むほどやみつきに…なるところとか。 この作品も謎が解明されないまま終わっていることがある。それはもう村上春樹の作風なのだろう。あまりこだわらないほうがいい。 村上春樹入門としてはこの本がいいかもしれない、いきなり長編だと拒絶反応を起こす人もいるだろうから。私も少しずつ村上作品を攻略していこうと思う。 続きを読む
投稿日:2017.04.04
ecot
1
哀愁漂う短編集
文学的小説を読むと、何かもやもやっとした感じになる。 だから何なの? だからどうしたら善いの? どうしてそうなの? 自分と重なる部分がある場合など、特にそう思えてくる。 男と女の心の中、自分…心の中でさえ分からないときがあるのに、性別が別の他人の心の中が分かるよしもない。 秋の夜長、そんな世界に入ってみるのも、いいと思う。続きを読む
投稿日:2016.10.16
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虫
「あなたは淡い色合いのペルシャ絨毯であり、孤独とは落ちることのないボルドー・ワインの染みなのだ。」この文が良い。
投稿日:2024.04.06
メガネカイマン
本書の収録作品の一つ「ドライブ・マイ・カー」が少し前に映画になったということで一読。しかし読めば読むほど奇妙な文章を書く作家だと思う。子供の頃は何となく文体がバタ臭くて敬遠していたが、やっぱり読んで…みると面白い。面白いのに、何でこれで面白いのか自分でもよく分からない。 日本人のくせに、まるで翻訳文学のような文章を書く。それでいて小憎らしいほど御洒落だ。何が不思議かって、本来こんな翻訳みたいな文章が読み易い訳は無いのに、全然ストレス無く読めてしまうところだ。 別に読み易い文章や文体が優れた文学作品の条件だとは思わない。寧ろ一文を噛み砕くのに時間のかかる文章こそが真に優れた文学だという意見もある。実際にそうした作品は存在するし、まあ、それはそれで一理ある。だからといって村上春樹の文学が低俗だと言いたいわけではない。 思うにこの作家の書く文章は言語としての互換性が極めて高いのだと思う。否、自分は日本語しか解らないから比較検討のしようも無いし、だから根拠がある訳ではないのだが。まるで翻訳のような文章は恐らく英語か何かに翻訳したとき、殆ど原作の内容とクオリティを損わない(変容しない)のではなかろうか。而して若しこれが不特定多数の言語の上で同時に成り立つならば、確かに神業というほかはない。海外で村上春樹作品が高く評価される要因もその辺りにあるのではないか。続きを読む
投稿日:2024.03.17
Aoi
村上春樹の短編集は何気に初めて。 ドライブマイカーが良すぎるね…映画も好きだけど。 映画の方を先に見たので、本を読み終えて、なんて完璧な配役なんだ、と感心してしまった。 総じて「女のいない男たち」の…話なんだけど、 そのテーマこそが村上春樹って感じがした。 女の失い方はそれぞれだし、終着点も違うんだけど、 男と女は分かり合えそうで分かり合えない存在なんだなと思った。お互いに歩み寄るんだけど、結局のところ交わりきれない。でもそれがいいんだよねと感じました続きを読む
ぴよ
美しい文章と、語られるラブストーリー。 結論は出ない。けど余韻が残っている。 この余韻がすごく好き。 それぞれのお話に出てくる男たちが魅力的でした。 「ドライブ・マイ・カー」と「イエスタデイ」が特に好…き。 「女のいない男たち」では失ってしまった「女」についてのみをこれほど多く語れるのが素晴らしいと思った。しかも想定のお話で。 もう一度ゆっくりと読みたい作品。続きを読む
投稿日:2024.03.15
♪あきぽん♪
映画を先に見て原作が気になり読んだ。 村上春樹の小説らしい少し癖のあるキャラがどのストーリーにも登場して、飽きずに読めた。 小説の後にもう一度映画を見ると更に楽しめた。
投稿日:2024.03.14
findmywing
短編集としては「レキシントンの幽霊」「神の子どもたちはみな踊る」に続いて3作目になる。ストーリーの面白さや完成度、メタファーの「切れ」はこちらがはるかに優れていたと感じる。村上らしい完成度の高い短編集…。メタファーを堪能した。 長編の「世界の終わり」や「ねじまき鳥」、「ノルウェイの森」「海辺のカフカ」などと通じる「共通点」のようなものを随所に想起した。どこがと言われると具体的にとりあげるのはなかなか難しいのだけれども。続きを読む
投稿日:2024.03.13
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