新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
村山早紀 / PHP研究所 (258件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
rams
10
本好きだったら絶対に見逃せない1冊です
「コンビニたそがれ堂シリーズ」「ルリユール」など ちょっと不思議でホッとする話を多く描いている村山さんですが 持ち味のファンタジー色を抑え 書店とそこで働く書店員を正面から描いた 本への愛があふれ出す…ような心温まる作品でした それにしてもこの本 本屋大賞にもノミネートされているにもかかわらず ここでもあまり話題に上がっていないように思えます すごく良い本なのですが… このまま埋没してしまうのは何とももったいない もっともっと多くの人に手に取って欲しい 作品中で書店員さんたちが、自分たちの思いを込めて 「四月の魚」という本を売ろうとしたのと同じように 宝物にもなりうる本で、心から応援したくなります でも、こうして気軽に電子書籍を購入できる事に 少しばかり罪悪感を感じてしまったりもして… 続きを読む
投稿日:2017.02.23
報告する
ココすけのままりん
9
空気はどこかういろうめいて、ひんやりと重たい。←この表現が頭から離れません!
電子書籍は、年を重ねると、文字を大きくできるのが一番有り難く、居ながらにしてすぐ手に入る。そして、セールや特典も魅力の一つです。なので、本を手に取ることが殆んどなくなりました。 でも、ここは本屋さん。…・・・! 特に後半の、静かな涙に比例しての、高揚感と期待感のたどり着いた先には・・・。 そして、同じくその先にあるものを探していた、アリスちゃんと船長も、一整くんの分身のようでとても良かったです。 天井のレールに沿って泳ぐ鯨を見ただけで、地下の印刷機が久方ぶりに動いたというだけで、(他にもいっぱい)感動してしまいました。続きを読む
投稿日:2017.04.10
食いしん坊花子
4
素晴らしい読後感!
すごく心が揺さぶられた小説です。 何度も何度も、目頭が熱くなり、電車の中で読んでいたので困りました。 紡ぎだされる言葉、本当に心にためらいなく響き、感動を与えてくれます。 いろんな「願い」がこもってい…るお話だと思います。本が好きな人、本屋さんが好きな人、一生懸命頑張っている人、苦しく辛い状況にある人、そして家族への思い。 「ひとはたぶん、未来への夢や、この先良くなっていくかも知れないという希望がないと生きていけない」。 それぞれの思い、それぞれの優しさとしなやかな心の強さがこめられた、あたたかな小説です。 とても読みやすいと思いますし、是非多くの人に読んでほしいです。続きを読む
投稿日:2017.02.20
酔いどれひぐりん
3
本を愛する人々の心温まる物語
本読みのプロで、優れた本を探す名人の書店員が見つけた無名の作家が書いた小説。その小説を多くの人に読んで欲しいという書店員達の熱意と、それが起こす"奇跡"に深く感動した。本屋さんが抱える悩みや流通の仕組…み、本好きな書店員が考えていることなど、本屋の裏話的な話も多くて興味深かった。主人公を始めとする登場人物達の人間味溢れる物語の共通点は、本に対する愛。 私のような本好きにとっては、読んでいて嬉しくなったし、読後の温かさはとても心地よい。他の本好きの人達も、そうなるのは必死と思う。続きを読む
投稿日:2017.02.18
"powered by"
sainaaa
本屋で働く物静かな青年、一整は名作を見つけ出すことが多く、書店員として信頼されていた。しかしある日、店内で起こった万引き事件によって一整は店を辞めることとなった。傷心を抱えて旅に出た一整は、桜風堂とい…う書店を営む老人を訪ねることにした。 春の物語を読みたいなぁ…と考えていた時ブクロクであなたにおすすめの本のひとつに桜風堂ものがたりがあった。桃色の美しい表紙に目を奪われて読んでみようとと思いました。 万引きの事件をきっかけに、10年も勤めていた本屋を去ることになった整一と登場人物それぞれの視点で描かれる話は優しさに溢れていて悲しさと嬉しさに何度も何度も泣いてしまった。 登場人物みんな好きだけどやっぱり1番整一が好き、悲しい過去を持ち人と壁を作りながらも人が好きで本が好きで、能力はあるのに控えめで困ってる人はなんだかんだほっておけない優しい性格、こんなの好きになるに決まってる。 好きなシーンはやっぱり桜が咲き誇る桜風堂へ向かう道、新たな気持ちでオウムの船長と歩く姿はファンタジー世界の旅人のようで、読んでいてワクワクして、自分自身もたくさんの桜を見に旅たちたくなるような気持ちになりました。 読んだら誰もが本屋を好きなる、本屋が好きな人はさらに好きになる。専門的な部分もわかりやすくて初心者にも優しい。この桜の季節におすすめの小説です。 続きを読む
投稿日:2024.04.11
eshima002
著者の作品を手にしたのは初めて。 著者の「心にいつも猫を抱えて」がブクログのあなたへのオススメ本に出てきたのがきっかけ。 その本を手に取ろうと、図書館の書棚を探した時、この本に惹かれて手に取った。 本…が好き、書店が好き、猫が好き。 パラパラとめくった本の中身は、そんな自分に最適だと思った。 だから、このシリーズも一気に借りた(笑) (自分はシリーズ一気読みが大好きなのだ) 読み始めて、万引きの件で息を呑む。 正義を傘に正論を語るもの。 その正義の怖さに息を呑む。 「なんでよー!彼は悪くないじゃん!」と、心の中で叫び続けた。 でも、桜風堂に行ってからは、とても幸せそうで、ホッとした。 この本が本屋大賞5位になったのは、やはり書店員さんたちだからこそ、この本をより深く愛し、理解できたからだろうな。 読んでいて、「図書館ばかりで本を借りず、書店で本を買わなければ」と、心の底から思った。 (書店員さんごめんなさい) とても穏やかな空気感の中、読み終わった後の多幸感の打ち寄せ方が優しい本でした。 さて。。 シリーズ続きも楽しみだが、できたら。。 「四月の魚」、読みたいなー。。。続きを読む
投稿日:2024.04.06
水鞠
本屋さんは、ただ入荷した本を並べるのではなくて棚を作り、人々に勧める仕事なのだと初めて知った。 本屋さんの仕事への情熱を知る事ができた。 美しい田舎の風景や優しい人々が出てくるお話。
投稿日:2024.04.04
soramam
村山早紀さんの作品は初めて読んだのですが、 とても、入り込みやすく、あっという間に 読了してしまいすっかりファンになってしまいました。 まず、私の心を掴んだのは 読書好きの私の長年の夢であり憧れの職業…の 書店員の話であるということ。 書店員さんの本をお客様に届けるために、 様々な苦労や工夫をし たくさんの人たちと つながりを感じることが、本当に幸せで 何度も心わくわくしながら読み進めました。 一方で、不幸な万引き事件に巻き込まれ、 大好きだった書店員から身を引くことにした 主人公の一整の、過去の深い悲しみや苦しみに何度も泣いてしまいました。 けれどそれを乗り越えて今の桜楓堂に出会い そこからまた書店員として一歩を踏み出す。 元の仕事仲間や周りの人達の温かさに気づく。 素敵な温かいお話が大好きになりました。 これの続編があると知り ぜひ読んでみようと思います。 続きを読む
投稿日:2024.03.10
rose
心温まる、ほっこりする本でした。 本を愛する人であれば、癒やされること間違いなしです。 登場人物のみんなも心優し方々というところも素晴らしいですね! 続編もすぐ手に取りたくなりました。
投稿日:2024.02.24
びびこ
続編を先に読んでから気になってこちらを読みました。 そういうことだったのか~と納得すると共に感動もしました。書店員さんの苦労とやりがい、気合いの入れ方など心のなかを覗き見た感じです。 周囲の描写も素晴…らしく気持ちが和む素晴らしい本でした。続きを読む
投稿日:2024.02.15
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。