【感想】峠越え

伊東潤 / 講談社文庫
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
1
6
3
0
0
  • 華やかさはないが

    華やかさがない家康を主人公にするとこのような作品になる という典型的な物語。題名からは当然伊賀越の話と思うが、桶狭間を始め三方原、長篠、そして本能寺と、通説とは別解釈 別視点の話が面白い。もっとも 本能寺は 流石に無理筋の気がしたが。作者伊東潤の自家薬籠中の話ではあるが、やや華やかさに欠けるか。続きを読む

    投稿日:2023.07.24

ブクログレビュー

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  • むらみ

    むらみ

    このレビューはネタバレを含みます

    伊賀越えに至るまでの徳川家康の内面が、作者独自の見解で描かれておりとても面白かった。
    また、本能寺の変の動機がただの明智光秀の謀反ではないという点や、徳川家康もただ織田信長に従順なだけではないというのもとても興味深い内容だった。

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    投稿日:2023.12.31

  • npol

    npol

    桶狭間金ヶ崎姉川三方原長篠そして京都からの伊賀と、自身の凡庸さを認識することで様々な峠を越えた家康の物語。
    本能寺はさておき、桶狭間のストーリーは非常にうまくつくられているように思う。山岡荘八から家康に入った身としては本多作左の出番が多いのも嬉しい。服部半蔵の万能キャラっぷりがやや行き過ぎの感もある。
    冒頭に伊賀越えの地図があることに気付いたのは読了後だったのが失敗。
    とはいえ、総じて面白い家康のストーリーでした。
    続きを読む

    投稿日:2023.05.02

  • shampoo2006

    shampoo2006

    家康の「伊賀越え」にはそんな背景があったとは!この本読んで「麒麟がくる」を観れば良かったなあ(^^)

    投稿日:2021.03.07

  • NFCC図書館

    NFCC図書館

    今川、武田、織田と強大な勢力が重石のようにのしかかる三河。家康はなぜ天下人になれたのか?本能寺の衝撃の真相とは?剛腕・伊東潤が家康生涯最大の切所「伊賀越え」に挑む!(e-honより)

    投稿日:2019.12.10

  • mickeymeguj

    mickeymeguj

    幼少期を人質として過ごした家康は、織田と同盟を組むが、家臣同然の忍従を強いられる。
    信長の命で堺にいるとき、本能寺の変が起きた。
    三河へ戻るには、明智の追っ手から逃れ、敵が潜む伊賀を越えねばならぬ。
    部下たちもくせ者揃い。
    己の凡庸さを知る家康は、脱出できるのか? 
    本能寺の変の大胆仮説もふくむ大仕掛け
    続きを読む

    投稿日:2019.09.01

  • kamitako

    kamitako

    家康のみならず家臣団の人物像を魅力的に描いたエンターテインメント作品。本能寺の変の独自解釈は、なかなか興味深かった。師である太原雪斎の言を反芻するシーンや家康の所々でのボヤキが絶妙でした。

    投稿日:2019.05.07

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