【感想】蛇の書

時間かかったあ。個々の場面は書き込まれていて結構好き。女占い師も史実？としてへぇ、て感じ。でもひとつにまとめると、ようわからん。絶対オクスリを飲んで書いてそう。

あらすじを読んで面白そうだったので購入。
戯曲のト書きのような素っ気ない短文で、非常に衒学的な訳文がユニークだった。面白い文章だ。
因みに著者はかのジョン・ル・カレのお孫さんだそうな。へ〜。演劇にも携…わった経験があるそうで、ト書きめいた短文を連ねて行く文体はその辺りの影響もあるのだろうか。
こと小説において『ト書きのようだ』というのは決して褒め言葉ではない使われ方をすることが多いが、本書の場合はそれが逆に良い効果を出していたように感じられた。続きを読む