【感想】朱い旅

阿刀田高 / 幻冬舎文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 世界で私はきっと猫になる。

    世界で私はきっと猫になる。

    見えぬ遺伝子と膨らむ衝動。
    自分も幼き頃、自身の出生について、悩んだこともあったな。ただ、今はあの両親のもとに生まれ落ちたことに感謝しかない。

    投稿日:2022.09.30

  • kvk

    kvk

    何か家にあったのが父から回って来た。阿刀田高、多分25年ぶりとかかな。星新一ライクな短編作家のイメージだったので面食らったけど、長編でもやはり読みやすい。自らの出自を探る主人公の葛藤と受領、的な内容でまあまあ普通。エンディングはそれほど楽観的でもないと思うけど、明らかに桜の頃の殺人衝動遺伝してるし。続きを読む

    投稿日:2015.05.02

  • 権太

    権太

    新規購入ではなく、積読状態のもの。
    2008/11/2~11/1
    早くに両親をなくした主人公が、ギリシャ神話の英雄ヘラクレス誕生の逸話と関係する「アンフィトリオン」の劇を見たり、父母の知人などから写真、父の書いた論文などを見せられつつ、ギリシア、萩、鎌倉の旅先でひとつひとつ自分の出生の謎について悩み、解決していく。深いテーマを阿刀田氏独特の軽妙な文で書き綴っている。プロローグとエピローグの対比が見事。
     解説は最近凝っている今野敏氏であった。また、解説の中で、私が唯一持っている詩集にある西脇順三郎の「Anbarvalia」が引用されているのにも驚いた。
    続きを読む

    投稿日:2008.11.10

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