小説の神様

相沢沙呼 / 講談社タイガ
(119件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
28
31
32
6
6
  • 良質の青春ストーリー

    早熟で不器用な少年少女の姿を描いた青春物語という感じ。
    若くして成功したが、その後伸び悩んでしまっている少年と、
    (傍目からは)より順調に成長している、少女作家の物語。

    内省的な主人公は、ともすれば年齢にかかわらず、思い悩む人の気持ちに重なるところも多く
    ぐぐっと惹き付けられて読み進めました。

    反面後半の展開が若干急ぎ過ぎたと感じましたので、☆一つ下げました。
    とはいえ、いい青春ストーリーだったと思います。
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    投稿日:2016.08.01

  • 良いところもある

    全体的に、いいところもあり、それなりに評価できます。この時代の若い小説家としての苦悩もよく表現されているし。

    ただ、イラッと来るところも多いので、途中で投げ出しちゃう危惧もありでしょうか。

    投稿日:2020.07.05

ブクログレビュー

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  • けん

    けん

    midiumを読んで相沢沙呼さんの読もうと思ったが、すごく良かった!
    主人公の千谷は、卑屈でどうしようもないけど、小余綾が根気強く、引っ張っていいコンビだと思う。
    小説愛に溢れてる。
    同時に小説家の苦しさもわかる。
    成瀬ちゃんが、友達に勇気を出して小説が好きなことを打ち明けるところに感動した。
    あと、妹さんの思い。
    恋愛としてどうなるか結末も知りたかったが想像に任すところも。
    第2弾は、連作になるし、ないかな。
    読みたい。
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    投稿日:2021.01.28

  • けんぞー

    けんぞー

    「なにかを持っている誰かが、常に羨ましい。その人の周りには、自然と人が集まる。人気のゲームや漫画、あるいは大きな声で快活におしゃべりする方法とか、他人の顔色を窺わなくても人と会話ができる術だとか、道具なんて持ち合わせなくても絶対的に人を惹きつけてしまう器量の良さだとか。人の輪を自分の周りに作るための術を持っている人たちが、羨ましくてたまらなかった。」
    ずっと主人公がグズグズしててくどいなと思ったけど、共感できる想いもあった。
    他人のことが羨ましく思うのわかる。でも嫉妬というより憧れ。そういう憧れる部分がある人と仲良くなりたい。

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    投稿日:2021.01.24

  • megu

    megu

    このレビューはネタバレを含みます

    小説を書く高校生たちの物語。

    mediumが面白かったので同じ作家さんの本を読んでみた。
    この小説の登場人物の苦悩や葛藤を考えると、小説を書く人や自分を表現している人はすごいなと改めて思った。ネットの流行で出版業界が衰退しているのに加え、誹謗中傷が簡単に書き込めるようになってしまった。自分もこうやって読んだ本の感想を書かせてもらっている立場なので、書くときは作者へのリスペクトを忘れず美しい言葉で書けたらいいなと思う。

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    投稿日:2021.01.04

  • say

    say

    表紙の印象からライトな雰囲気を想像してたけど全然そんな事はなく、書き手である登場人物の(あとたぶん著者自身の)苦悩や葛藤、小説への重く深い愛を感じた。
    繊細な心理描写が丁寧に描かれていた。

    投稿日:2020.12.29

  • 茶々丸

    茶々丸

    本屋大賞候補となった『medium』が面白かったので、相沢さんの他の作品も読んでみたいと思い、評価の高かったこの作品を手に取りました。

    小説が好きな人には是非手に取って欲しい本です。
    私たちは小説を読む側ですが、書く側の気持ち、小説を書く大変さ、辛さ、そして面白さがよく分かります。
    これまで読書をしていて、この本は面白いかそうでないかでその本を評価してしまっていたけど、この本を読んで、作者が本に込めた願いや想いについても考えてみようと思いました。
    また、作家さんは、主人公たちのような苦しみや葛藤を味わいながら執筆しているのだろうか、そうならば沢山の作家さんに小説の神様が微笑んで欲しい、そして、私も作家さんの想いや願いを汲み取れる読者になりたい、と心から思いました。
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    投稿日:2020.12.14

  • まこと

    まこと

    主人公は売れない高校生作家の千谷一也(ちたにいちや)と一也の高校に転入してきた人気作家の小余綾詩凪(こゆるぎしいな)。

    一也の父はやはり売れない作家でしたが、他界していて、入院中の妹の雛子がいます。
    一也は雛子の入院費の足しに小説を書いているという事情があります。

    一也は詩凪になぜか共作を持ち掛けられます。
    詩凪がプロット担当で、一也が文章を書くことになります。
    書いていくうえで、二人はことごとく対立しながら話し合いを進めます。
    詩凪のつくった主人公のことを一也は、まるでダメな自分のことのように感じてしまい「僕が主人公の物語。僕に物語はなくていい。誰も読みたがらない」と言い拒否し続けます。


    以下ネタバレですので、お気をつけください。

    詩凪は「自分の作品のテーマを理解せずに読み手の心を震わせることなんてできないでしょう」と言います。
    「君は成功者だ。勝利者なのだ」
    「ねえ、あなたは、本当に、なんのために小説を書いてるの?」
    「僕は、読み捨てられる小説でいいから売れたかった。彼女の言っていることは理想ばかりだ」

    そして、一也と詩凪は共作を一時止めてしまいますが、一也は詩凪がこの一年、一作も本を出版していないことに初めて気づきます。
    詩凪の秘密に気づいた一也は、再び詩凪と共に作業することを選びます。

    「物語には嘘ばかりが書かれている」
    「小説はきっと願いだと思う」
    「違うんだ。そもそも小説っていうのは泣かないために読むんだ」
    「明日からの自分が、もう涙を流さないでいいように、小説を読むんだ」
    「わたしの物語をどこかで読んでくれた誰かが、もう悲しい思いで泣かなくていいように、そう願いを託しながら小説を書いているの」
    そしてついに一也は書き上げます。

    一也はその次に必ず詩凪のための物語を書きます。
    一也のデビュー作は主人公が、傷ついたヒロインを助ける話でした。

    高校生作家の物語ではありますが、小説とは何かということを、新鮮な気持ちで考えさせられる物語でした。
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    投稿日:2020.12.06

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