【感想】水鏡推理3 パレイドリア・フェイス

松岡圭祐 / 講談社文庫
(38件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
7
14
12
1
0
  • チバニアンは本物!?

    もう3作目になりましたね。
    相変わらず時事ネタを盛り込んで見事な展開。神の手とか思い出しながら一気に読んでしまいました。
    霞ヶ関の東大以外の冷遇ぶりがリアル。(もっとえげつないかな。省庁によっては。)
    主人公瑞希の過去がちらほら。努力家なんですね。ピンチでも、天然ぶりが顔を出したり。目が離せなくなるキャラクターを描くのがうまい!
    勧善懲悪と公務員の悲哀はどこまで続くか楽しみです。地方公務員も絡めてきたりして。
    あんまりスーパーヒロインにならないように祈りつつ次巻を楽しみにまってます。というか、安心して次巻を待てるサイクルが嬉しい。
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    投稿日:2016.06.15

  • テンポよく読めなかった・・・。

    今回は前の2冊と違って読むのに少し疲れて感がありました・・・。
    テーマが専門的で分かりやすく書いてはいますが、理解できるまで落とし込めていません。
    そのため、説明を聞いてもぽかーんとする場面があり、テンポよく読むことができなかった。

    今までは研究者の捏造が根源でしたけど、
    今回は研究者だけでなく地域の住民も関わってくるなど、
    ただ暴くだけでは解決しない問題が出てきます。その分話が大きくなっています。

    組織に反抗したら異動命令が下されるのがおそらく現実なので、
    忠実に反映しているのはわかりますが、毎回瑞希のパートナーがシリーズ作品として落ち着きがない感じがします。
    TVドラマ『相棒』のように組織に反抗しても異動されない方法などを使って
    瑞希のパートナーが固定されればもっと面白くなるのに。
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    投稿日:2016.09.06

  • 地球をねつ造!?

    金もうけのためにねつ造する科学者などの、嘘を暴いていく、このシリーズも3作目。
    次から次へと、ねつ造や嘘が明るみに出る現実社会とリンクして、本当にありそうな話になっています。

    変わったものにすぐに飛びつき、それに何かがあると手の平を返す今の日本社会の現状も、軽く皮肉っています。
    責任の所在をかわしていく役所の状況が、東京都とも重なって、今を上手く写しだしているお話です。
    瑞希さんをめぐる男性官僚も増えてきて、瑞希さんの恋路もこれからハラハラしますね。

    ぜひ、読んでください。
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    投稿日:2016.09.27

  • えげつない!

    霞ヶ関の底意地の悪さと救えなさが後味悪いです。作者違いますがドラマの踊る大捜○線でも似たよう光景が・・・。
    今回専門分野的過ぎてトリックがほとんど理解出来ませんでした。
    時系列としては探偵の鑑定の後ですが、瑞希さん相変わらず孤軍奮闘してます。探偵の鑑定では地位向上したように感じたのですが・・・。
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    投稿日:2016.06.28

  • 3作目

    「探偵の鑑定」つながりで読み始めもう3作目です。

    時事ネタ満載で今回はどこかの神の手がちらほら

    ヒロインの成長が楽しみな作品です

    投稿日:2016.06.28

  • やられました!

    待ちに待った「水鏡推理 三巻」がでました!
    今回も予想を上回る推理、そして予想を裏切るストーリーでした。
    まず、一番始めの挨拶程度の推理ですが、誰もが思い出すエンブレムの盗作事件ですが予想と結果が違います。
    始めからやられました!
    もちろん、本題の推理も予想通りに行かないのが水鏡流のストーリーですね。
    毎回、関わる官僚と恋愛になるのかならないのかモヤモヤしながら読むのもこの小説の楽しみです。
    松岡先生の本は水鏡推理に限らず若い人向きに思われがちですが読んでみると話の流れの中に専門家じゃなきゃ知らないこと、知恵が沢山書かれているので年代関係なく楽しめます。
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    投稿日:2016.07.01

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ブクログレビュー

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  • takusantaaaku

    takusantaaaku

    松岡さん、相変わらず、クセのない、読みやすく、丁寧な文体。ところどころ、何度も読み返したくなる。トリックと描写も秀逸。

    投稿日:2023.07.10

  • masao3966

    masao3966

    今回も大変面白く読めました。今回は期待してましたが 初めは 前回とは違う感じで 期待外れかなと思いましたが 最後は いつもの水鏡探偵でした。今後も期待して楽しみたいと思っております。このシリーズはあまり色恋が無く 私的にはストーリーに集中出来ます続きを読む

    投稿日:2020.12.30

  • ポプラ並木

    ポプラ並木

    このレビューはネタバレを含みます

    水鏡瑞希3冊目。今回はある地震で突如現れた人面塚が偶然できたのか?意図的か?瑞希と静岡大出身でキャリア官僚の廣瀬が迫っていく。今回、文科省だけではなく、環境省、自治体職員、研究者、カメラマン、不法労働者などが出てきて意外な方向で決着してゆく。勿論、瑞希が最後の遠山の金さんの桜吹雪で終了!今回、スカートの瑞希が3人のエロ不法労働者への撃退法として「猪木のアリ状態」。今回は絶体絶命か?と思いきやギリギリセーフで、元気ですかぁ!廣瀬とはいい感じになったのですが、残念なお別れ。次の金さんも楽しみです。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.08.15

  • suwaro(スワロ)

    suwaro(スワロ)

    小さな山村に突如出現した人面塚と隣の村で起こった地磁気逆転現象という謎に文科省職員(事務官)である水鏡瑞希が挑むことになります。何故、文科省が?と思いきや今回起こった地磁気逆転現象を教科書に記述するか否かということで謎にかかわることになるのですが、関係者たちの嘘や隠し事を瑞希が暴いていく中で最大の謎である人面塚の発生と地磁気逆転の真相に行きつく様子は面白いのですが、そう見せかけて官僚をも駒にする省庁への批判も描かれていたように思います。続きを読む

    投稿日:2020.04.30

  • shinpapa

    shinpapa

    100第三弾は専門的な説明が多くエンタメとしての興味が削がれ、今までの作品より低評価にしました。ステレオタイプの主人公が多すぎでわちゃわちゃしました。

    投稿日:2019.08.24

  • tomojuju

    tomojuju

    今回は相方の感じが良かったなぁ


    ちょいちょい本当にあった不祥事ディスるのが良い

    2018.11.3

    投稿日:2018.11.03

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