【感想】ささやかな手記

サンドリーヌ コレット, 加藤 かおり / ハヤカワ・ミステリ
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • みやび

    みやび

    2016.8.14.読了暴行で、相手を半死半生な目に合わせ刑務所に1年9ヶ月収監されたテオは出所後、相手に接触し、追われる立場になる。フランスの片田舎の民宿に滞在していたテオは散策の途上、老人に殴られきがついたら地下室に繋がれていた。そして、二人の老人(兄弟)による暴力に支配され地獄の日々が始まる。
    すごく陰惨な物語。暴力と飢えにより人間としての尊厳を失っていく過程がつぶさに描かれていた。
    続きを読む

    投稿日:2016.08.15

  • hikaroshi

    hikaroshi

    スティーブン・キングの作品を連想させる設定だが、現実社会から乖離したように舞台が出来上がっていく感が本著はより一層強い。不条理な立場に立たされた被害者たちがさらに心理的に追い込まれていく描写は、強い絶望感を伴って読者に迫ってくる。続きを読む

    投稿日:2016.08.06

  • アヴォカド

    アヴォカド

    一気に読める。印象的なフレーズもたくさんあって、ちらりと深みを感じさせもする。
    しかしいかんせん凄惨すぎ、痛過ぎる。。。

    「その女アレックス」などもそうなんだけど、監禁や暴力は読むのがつらくてつらくて、つらさだけが最も残ってしまう。あるのはつらさだけじゃないのにね。

    イヤミスと言えるものかどうかわからないけれど、もうイヤミスはやめようよ、と言いたい。
    読み応えはあるが、拭い去ることの出来ないこの読後の不快をどうしよう。
    続きを読む

    投稿日:2016.08.05

  • yuge-hokkaido

    yuge-hokkaido

    海外監禁もの。
    高齢者が若い男を監禁し、屈辱や暴行をあたえ、過酷な労働をさせる。

    とても古典的。脱走に成功したかにみえて...というところとか、ああやっぱりねと思ってしまう。
    でも次第に従順になっていく心理過程が、最後まで飽きずに読ませられた。続きを読む

    投稿日:2016.07.14

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