後妻業

黒川博行 / 文春文庫
(88件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
15
33
29
2
0
  • 憎めない悪役たち。「人間って、ほんまあほやなぁ」

    おもしろかった。資産家の老人の後妻に入り、彼の死後、遺産を総取りするのが後妻業。それを生業とする小夜子が主人公。彼女と結託する結婚相談所の所長を始め、悪い奴が次から次へと出て来る。彼らは金をだまし取るのは朝飯前で、金のためには殺人もいとわない。でも、なんだか憎めないんだよね。みんな金がほしいという欲望に正直な”純”な感じがするし、各人に愛嬌がある。全ての会話がユーモラスな大阪弁で進められるのも一因。作者の「人間って、ほんまあほやなぁ」という気持ちが伝わってくる。続きを読む

    投稿日:2016.08.25

  • こんなん絶対騙されないわ~と思っていても、当事者になったら意外に。。。なんてことありそう

    黒川氏の作品を読むのは初めて。
    文章のほとんどが会話文で構成されており、読みやすく
    個々の登場人物の心情や考えがわかりやすかったです。

    結婚相談所を通じて資産家の後妻となり、遺産をもらうことを繰り返すことを「後妻業」という職業とし、
    その手口、経歴が細かく記されています。
    保険金殺人は知っていたけれど、いやいやさらに巧妙でうまいやり方だ。(語弊がありますが)
    感心しました。
    最後はあっという間の収束で、読後感も悪くなかったです★
    続きを読む

    投稿日:2017.04.11

  • 資産をたくさん持つのも良し悪しですね。

    一気読みでした。
    面白かった、もちろんフィクションですが、いつかの例の事件も結婚相談所も絡んでたのかしら??
    なんて思ってしまって、改めて事件を検索してみたりしました。
    ちなみに、実際の事件のほうでは悪女に手を貸す弁護士がいたとかいないとか??
    途中まですごく面白くて、でも、新しいターゲットがヤクザじゃなかったほうが面白かったな、とか、
    悪女の逮捕で終わってほしかったな、とか、色々と、思うところができてきました。
    来年映画化されるんだそうで、大竹しのぶさんが強欲な悪女をどんな風に演じるのかすごく楽しみです。
    続きを読む

    投稿日:2015.11.02

  • 予想外の展開

    もし自分の身内が亡くなった時にこんなことに巻き込まれてしまったとしたら。
    想像するだけでも恐ろしいです。
    なんとか遺産の一部だけでも取り返そうとする姉妹に共感し、
    自分だったら姉妹のどっちの立場になるだろうとつい考えてしまいます。
    高齢の資産家男性を騙す後妻業の女とそれを裏から指図する結婚相談所の所長。
    なんとか遺産を取り戻そうとする姉妹。後妻業の女と結婚相談所の所長の
    弱みを握って金銭をせしめようとする元マル暴の刑事。
    各々の思惑が入り乱れて、読み始めた時に想像していた展開とは
    全く違ったエンディングになります。
    すごくスリリングな展開で一気に読めるすごく面白い作品です。
    続きを読む

    投稿日:2016.09.02

  • 関西弁の圧倒的迫力ドラマ

    読んでいるうちに、まともな生活がバカらしくなるほど浮き世ばなれした関西弁のドラマ。果てしなく続くかと思いきや、アッサリと物語をたたむ鮮やかさ。爽快感すら残る。

    投稿日:2016.08.28

  • テンポ良い作品です

    どこかでちらっと見た書評がそこそこ良さそうだったのと、映画化したらしいという情報があったので読んでみました。
    著者は恐らく初めて読むのですが、関西弁含むテンポや登場人物のキャラ立ちなどなかなか面白かった。最後はまぁあんなものだろうなぁ、って感じ。続きを読む

    投稿日:2016.09.09

ブクログレビュー

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  • かみりこ

    かみりこ

    悪い人たちがいっぱい集まりました!

    騙し騙され、外道が集まるとこうなってしまうのか…。どこにも救いがない気がした。
    寂しい老後を少しでも明るくなれば…結婚相談所に登録したご老人をターゲットにする後妻業が想像上の犯罪ではない所がまた怖いし気持ち悪い。

    被害者家族は悔しくても金輪際関わりたくない気持ち分かる。どうにもならない人はいるものだ。
    続きを読む

    投稿日:2021.10.14

  • yoshinar

    yoshinar

    映画を見てから読んだ。映画はラストが違ってたしブラックコメディみたいになっていたけど、小説のほうはさすがにより現実感がある感じ。おもしろかった。
    世のなかいろんなワルがおるもんや。出てくる人、出てくる人、まったくの善人はいなかった感じがする。身内のことやお金のことがからんでくるときれいなままではいられないってことかな。続きを読む

    投稿日:2021.05.08

  • あまのっちじゃないよ

    あまのっちじゃないよ

    小夜子の年齢が原作とテレビでは違うが、ストーリー展開も早く、一気に読み終えました。この本で黒川博行さんを知り、国境も読みましたが、こちらも息つく間のない展開で非常に楽しめ、おすすめです

    投稿日:2021.05.04

  • korisu3964

    korisu3964

    毎日の楽しみは就寝前の1時間、発泡酒を飲みながら読むエンタメ本。亀田の6:4ではなく、私の理想とする3:7の柿ピーをアテに飲む淡麗ほど美味しいものはないと思います。

    で、黒川博行さんの後妻業。面白かったーー!読み始めたらやめられず、寝る時間を削ってしまいました。
    とにかく、登場人物殆どがクセがありキャラが立っています。本作は69歳の小夜子が結婚相談所を根城に、相談所の所長と組んで再婚を希望する資産家を物色することが物語の中心。小夜子の全財産掠奪を阻止しようとする資産家の娘、興信所の探偵が絡み、先の展開が気になる一級の娯楽小説になっています。会話は99%大阪弁。この大阪弁がエグい物語展開をさらにエグくしています。
    とにかく、面白いです。特に還暦過ぎは後妻業の恐ろしさを知る為に読んだ方がいいかもです。女性に優しくされて、公証遺言状をねだられたら後妻業の心配をしましょう。
    続きを読む

    投稿日:2021.05.01

  • 伊能忠敬

    伊能忠敬

    内容としては面白く、どんどん読み進めることができました。
    しかし、ラストが微妙な終わり方で、結局被害者も何とも言えない感じで終わりました。

    又少し専門用語が出てくるので、読みにくい人もいるかもしれません。
    続きを読む

    投稿日:2021.03.26

  • まちか

    まちか

    初の黒川作品。
    テンポも良く読みやすかったけど、ラストがちょっと呆気なかったかな。
    小夜子がとにかく胸糞悪かった。笑

    投稿日:2020.06.04

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