【感想】『キングダム』で学ぶ 乱世のリーダーシップ

原泰久, 長尾一洋 / 集英社学芸単行本
(22件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
3
10
8
0
0
  • 現代の社会情勢にキングダムの登場人物の思考を取り入れる。

    キングダムとのコラボ本なので、内容は薄っぺらではないかと思っている方でも安心してください。
    経営コンサルタントが書いていますので、内容はまともです。

    私は三国志は読んだことがないので、
    三国志をもとにした現代社会の本を手にとっても、ちんぷんかんぷんでした…。

    キングダムが好きだ!と自負し、それを社会人スキルにしたい方にうってつけです。
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    投稿日:2016.06.03

ブクログレビュー

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  • Limei

    Limei

    リーダーシップって憧れるけど、私にはリーダーのどの素質もないし、できなそう〜と思いました
    でも、信頼してついていくべきリーダー像はわかりました
    これから社会に出て行く息子たちにも話してみよう!

    投稿日:2024.02.24

  • めぇ

    めぇ

    リーダーとはなんだろう、というところから始まります。
    キングダムに出てくる登場人物、場面、セリフと共に解説されているので原作大好きな私には理解しやすかったです。

    小事をおろそかにする人は大事を成せな
    人はどうしても自分の評価が甘くなりがち

    などふとした時にわすれてしまうことが思い出せてよかったと思う。

    あとはなんと言っても我が主かっこよすぎ。
    この本でもカッコよかった。
    いつも心に王騎将軍
    あしたからまた1ヶ月社会生活頑張りましょう…あーやだやだ笑
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    投稿日:2022.07.31

  • スタヰル

    スタヰル

    # リーダーシップとはリーダーだけのものではない

    ## 面白かったところ

    - 故事成語や孫子の兵法を引用しながらキングダムの名場面を振り返っており、1つの解釈としてとてもわかりやすく説明されている

    - 主人公並の武将だけではなく隊長の武勲のために命を懸けた部下に対してもフォーカスしており、本質的なリーダー像を論じている点

    ## 微妙だったところ

    - 「○○力」という怪しい言葉が毎章出てきて萎

    ## 感想

    キングダムを読んでいると、役職や名声に関係なく「人間」と「仕事」の生々しさを垣間見ることができる。

    ときには「どれだけ人間の皮を破ることができるか?」という選択も迫られる場合もある。

    当書はそのような現実的な描写にスポットを当てて「誰でもリーダーになることができる」というメッセージを説いている。

    リーダーとは、名ばかりの「リーダー(仮)」ではなく、リーダーシップを発揮できる・している人のことを指すものだと強く思う。

    ことキングダムに於いて、どのようなシーンがリーダーシップを発揮しているか。なぜこのシーンが漫画世界の人々や我々読者の胸を熱くさせるのかを論じており、面白かった。

    またキングダムを読み直したい。

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    投稿日:2022.06.04

  • りき

    りき

    前読んだけど、読み直し。
    改めて見ると、この人めちゃくちゃ仕事出来るな&出世するなって人は下へのエンロールがめちゃくちゃ上手い。
    為人の裏に感情のロジックが働いていると実感。
    いつの日か。。

    投稿日:2021.11.24

  • かるちゃん

    かるちゃん

    このレビューはネタバレを含みます

    大好きなキングダムの内容から、筆者が考えるリーダーシップについて執筆されている。リーダーシップの構成要素について、それぞれの場面を写像させて描かれているため、スッと内容が入ってくると感じる。
    信がそうであるように、リーダーシップは育成できるものであると感じされてくれる。

    リーダーを目指す人に、まずは持っておいて欲しい力
    ・目指す目的地を示す「 ビジョン構築力 」
    ・ビジョンに対して人生をかける「 使命挺身力 」
    ・リーダーに助言し、協力してくれる人を大切にする「 部下愛育力 」
    この3つの条件がクリアできれば、あとは壁に当たり、谷に落ち、川で溺れそうになりながら実地で身に付けることができる。

    リーダーの条件
    ①人を巻き込み同志とできる(エンロール力)→人によって目指すべき目的がことなるため、その人に合わせてエンロールしていかなくてはならない
    ②率先して範を示せるか(率先垂範力)
    ③先を見通し細部まで気を配れるか →彼を知り、己を知らば、百戦殆うからず
    ④合理的に考え非常になれるか(非常合理力) →常に目的に照らして考える、ポジティブな考えは部下にも可能であるが、ネガティブな考え方はリーダーにしかできない
    ⑤部下愛を持って人を育てられるか(部下愛育力)
    ⑥前向きさ明るさを持っているか(明朗快濶力) →リーダーたるもの、常に物事の利と害、すなわちプラスとマイナスの両面を考慮するもの
    ⑦すべてを背負う覚悟はあるか(リスクテイク力)
    ⑧人間を理解しているか(人間理解力) →人は信じてはいけない「人主の患いは、人を信ずるに在り」そのために疑って疑って疑って、残った部分を信じていく。
    ⑨熱いビジョンを作り示せるか(ビジョン構築力) →思いの籠ったビジョンを作り、それに向けるストーリーを作り、フォロワーに示し、実現可能性を信じてもらう。そこに「真・善・美」の価値を感じてもらう力が必要
    ⑩自らを捧げる使命感はあるか(使命挺身力) 

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    投稿日:2021.05.07

  • こ

    このレビューはネタバレを含みます

    漫画「キングダム」に出てくる登場人物の思考や言動に焦点を当て、リーダーシップについて分析をした本。

    筆者は自ら設立したコンサルティング会社で、代表取締役を務めている。孫氏の兵法を現代企業経営に活かす孫氏兵法コンサルティングを行なっている。

    最終的に筆者が伝えたいのは
    「誰しも、その気になれば、リーダーシップを発揮できる」ということ。

    本書ではリーダーの条件として10個の要素を挙げている。
    →①エンロール力 ②率先垂範力 ③細心配慮力 ④非情合理力 ⑤部下愛育力 ⑥明朗快濶力 ⑦リスクテイク力 ⑧人間理解力 ⑨ビジョン構築力 ⑩使命挺身力

    中でも先ず身につけて欲しいのは、「ビジョン構築力」「使命挺身力」「部下愛育力」の3つ。
    →「真善美」を伴ったビジョンを有しているか、自分もフォロワーもそのビジョンに身を掛けれるか、賛同してくれる部下を時に信じ、時に叱り、褒め、任せることができるかといったところ。

    →先ずは周囲の賛同を得られるビジョンを確立すること。
    (調子の良いことではなく、その道筋を着実に進んでいると現場で実感できるもの)

    10個全てを満たすのは容易ではない、自分にはどうしても厳しいという時は、そういった強みを有する秘書や部下を側に置くこと。

    ちなみに本書で1番印象に残った台詞は、
    「亡骸を辱めるより、これ以上味方に犠牲を出させぬことの方が大事ではないのか!(李牧)」
    →相手側兵士の心理や自陣の損失など先のことまで配慮して、現状のベストな行動を促した発言。

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    投稿日:2020.05.16

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