【感想】夢顔さんによろしく(上) 最後の貴公子・近衛文隆の生涯

西木正明 / 集英社文庫
(1件のレビュー)

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  • rin--k

    rin--k

     旧華族の一人、戦中の近衛内閣の長男文隆を通して、華族の一流づくしの恵まれた生活とともに、政治の裏側を見せてくれる。政治の核の中で、戦争拡大に猛進していったばかりではない人びとの存在を知った。実在人物を通してその時代知る楽しみでもある。昭和初期日本での豪邸くらし、アメリカでの放蕩息子ぶりから社交界との繋がりはおよそ想像し難いほど、一般人からかけ離れている。このアメリカで培われたその国際感覚が文隆の魅力をましている。  上海の東亜同文書院がこの文隆の祖父であったこと、ゾルゲ事件の尾崎氏やゾルゲとも交友があったりと、歴史の当事者に近い目線がこの時代をよく知らしてくれる。続きを読む

    投稿日:2013.02.16

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