【感想】ハーバードの人生が変わる東洋哲学 悩めるエリートを熱狂させた超人気講義

マイケル ピュエット, クリスティーン グロス=ロー, 熊谷 淳子 / 早川書房
(24件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
3
7
8
2
1

ブクログレビュー

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  • はる

    はる

    2024/01/08 読破

    一言:事象に対しての中国の思想家達の考えを学ぶことができ、私の理想は孔子ではなく荘子でもなく、老子でした。

    p139
    成果が上がり、仕事が成し遂げられると人民は「自分たちは自然にこうなのだ」と言う。
    老子は直接的な行動や露骨な作戦ではなく、劇的に異なる現実を実現させるための地ならしをする。

    p148
    強さは必ず、弱さで打ち破ることごできる。
    身の回りのあらゆるものを能動的に一つに織り上げることで、私たちが道をつくりあげる

    →自分の理想は、周りの皆が自主的に、自然と完遂する、そんな環境の作成が非常に望ましい。
    そんな環境の作成には、今あるもの・やることをまとめあげ、洗練するという行動を踏んでいくことを考えないといけない

    p201
    荀子曰く、人の本性は悪であって、それを善にするのは人為によるものだ、人の本性は生まれつき利益を好む傾向がある・・・

    →「自然のままの方がいい」というのは危険な観念

    自分は聖人を目指し、自分の理想を作るには環境を作る努力をする必要がある

    何か一つでも考えの軸が欲しい方・中国の偉人の考えを比較したい方や、考えに対しての考察を読みたい方はおすすめです。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.08

  • 1604921番目の読書家

    1604921番目の読書家

    1600+税

    孔子は礼によってのみ仁を修養できると説いた。
    そのくせ仁を実践する生活を送ってはじめて礼を取り入れいつつくりかえるかを体感できると思っている。堂々巡りに聞こえるかもしれない。
    礼とは感謝すること、例えばありがとうお願い。
    仁とは人が行したら嬉しいと思うことを考えて行うこと。悲しい人がいたら手を差し伸べる。

    心と体は繋がっている。だから体を労わってケアすることは心のケアにもなることを理解しておく。

    五行によれば各人には習得すべき五つの徳性がある。仁、義、智、礼、聖。それぞれの徳性は私たちの良い面を磨くのに役立つ。

    仁 
    仁義、真実、誠。
    人を思いやり、優しさをもって接し、己の欲望を抑えて慈悲の心で万人を愛す。

    義 
    義理 筋。
    私利私欲にとらわれず、人として正しい行いをし、自分のなすべきことをする、正しい生き方。

    礼 
    礼儀。  
    人間社会において、 親子、夫婦、君臣、目上 などの、社会秩序を円滑に維持するために必要な礼儀作法。

    智    
    智徳
    学問に励み、知識を得て、正しい判断が下せるような能力。

    信    
    確信
    信頼、信用、正直など。 約束を守り、常に誠実であること。

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    投稿日:2022.09.23

  • tokyobay

    tokyobay

    東洋哲学を用いた自己啓発本なんだが、そこに「ハーバード」というフィルターが入っているので、欧米人のエリート教育という体裁になっている。よって、欧米人による欧米人のための東洋哲学活用法みたいになっており、そういうのに興味があれば参考にはなるだろう。が、普通に東洋哲学を勉強したいと思うのであれば、日本人による日本人のための東洋哲学入門を読んだ方がいいだろう。続きを読む

    投稿日:2021.03.05

  • nobu2kun

    nobu2kun

    本の作りは丁寧、翻訳はナチュラルだし、引用部分は読み下しと原文と両方記載してあって、勉強になる。

    が、肝心の中身が、個人的には、どうも気に入らない。

    所々、良いことも言ってるのだが、やはり西洋人が東洋思想を「解釈」する限界なのだろうか?

    「#ハーバードの人生が変わる東洋哲学」(早川書房、M.ピュエット&C.グロスロー著)
    Day239

    https://amzn.to/33QCsVp
    続きを読む

    投稿日:2020.09.23

  • もさむらい

    もさむらい

    中国哲学の変遷を辿るような内容となっている一冊。
    名前を聞いた事も多いであろう、孔子や老子、孟子らの考え方を解説した上で、現代への取り入れ方も提示されている。
    ただ、思想家が章ごとに変わる関係もあってか各思想家の考え方全てを肯定するわけではなかった。

    これによって何度も読むことで理解を深める価値を生んでいる一方、直前まで自分が読んで良いと思っていた事や現代の社会通念への批判となってしまうこともあって、一度通読して落とし込むだけでも根気と時間が他の本より掛かった印象が強い。

    とはいえ多いに参考になる考え方が多数提示されていたので、いくつかの原典やそれに準ずる書籍に触れてから戻って読み直してみたいと感じた。
    続きを読む

    投稿日:2020.07.01

  • sou (08thse)

    sou (08thse)

    いわゆるビジネス書としては少し重めですが、哲学系の本としては読みやすい方かなと。
    年をとって再読しても新しい発見がありそうな一冊です。

    投稿日:2020.06.02

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