【感想】少女不十分(1)

西尾維新, はっとりみつる / ヤングマガジン
(4件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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  • 少女不十分、というタイトルの意味は…?

    作家志望の平凡な大学生が過ごす奇妙な少女との1週間に及ぶ監禁生活の行方は――。

    書籍説明にもあるように、10年前に起こった奇妙な監禁事件を被害者目線で描いた作品です。

    まず、少女の狂気と得体の知れなさに圧倒されます。
    淡々と友達の死を受け入れ、そつなく大学生を拉致監禁する様子には、
    『まさかコ●ンくんみたいにクスリで小学生にさせられたんじゃ…?』と思うほど。

    そして、異常なほどの『こだわり』。

    更に、どこかでこの監禁された状況を受け入れている主人公の何故…

    一体どれが伏線なんだ!?
    と何回か読み直しているところです。

    1巻だけを読んでも、これから何が起こるのか到底計り知れず。そのため、なんの感想を書いてよいのか分からず…
    とても幼稚なレビューになりましたが、あまり詳しくは書かずにおきたい…そんな作品です!

    はやく続きが読みたいな。
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    投稿日:2016.05.17

ブクログレビュー

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  • clamamus

    clamamus

     西尾維新の同名小説のコミカライズである。私は西尾さんの著作には触れたことがないため、ここでは純粋に漫画として読んだ感想を残しておく。

     本作は作家である主人公が、まだ作家としてはどこかが欠けていた作家志望の大学生だった当時にある少女と出会い、拉致監禁されたその思い出を語る物語である。
     全体的にモノローグによって物語を展開しており、出会った少女をイニシャルで呼ぶところや、モノローグが多分に含まれているところなど、かつてあった「事件」への回想と言う世界観がよく表現されている。全体的に黒を多用した描き方、細い線なども回想のニュアンスを強めている。
     物語として見れば動きは少ない。出会い、監禁され、食事を提供され、その際に挨拶のことで激昂される。ただそれだけを、これだけ鮮やかに描いてくれるのだから、やはりはっとりみつるさんは上手いなと感心させられた。

     物語に惹き込まれた感触、手触りは非常に良かった。ここでは先々への期待感も含めて星五つで評価している。
    続きを読む

    投稿日:2016.08.12

  • knkt09222

    knkt09222

    西尾維新の原作のカバーイラストに惚れかけた身としては、コミカライズ歓喜。
    ましてやさんかれあの作者だなんて。
    目の前で轢き殺された友達に、ゲームボーイをセーブしてから駆け寄った少女が、目撃者の語り手を、抜け道たっぷりに残しながら監禁。
    挨拶へのこだわり。
    これから一週間の関係が始まる。
    楽しみ。
    続きを読む

    投稿日:2016.05.20

  • やお

    やお

    "モンスターではない少女がモンスターになってしまう可能性は大いにある……
    実際ああいう子は作家にでもなるしかないのだ
    僕がこのとき 作家を志していたように"

    投稿日:2016.05.07

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