【感想】空飛ぶ広報室

有川浩 / 幻冬舎文庫
(269件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
138
86
20
2
0
  • 自衛官にも

    読んでみてほしい作品だと思いました。頑張っている人がいる、だから自分もそれを支えていきたい、と思わせてもらいました。

    投稿日:2020.11.11

  • 益々、有川ファンになりました

    有川作品を読み終えた後は、爽やかな感動が余韻としていつも残ります。
    本作品も期待通り!!!!!
    感動作「明日の子供たち」にも負けず劣らない秀作だと心から思います。

    投稿日:2019.02.05

  • ええ話やぁ

    すべての広報担当者によんでもらって癒されて欲しいなぁ
    おすすめです

    投稿日:2018.08.18

  • これぞ有川浩

     TVが始まってすぐ本を買って読みました。自衛隊、報道双方の視点が描かれ読みごたえがありました。ちゃんとハッピーエンドなところも好きです。ただ単純に好みの問題ですが、もやっと終わるのではなく、すっきり読み終わりたいので。
     最近の有川作品は骨太なものがないので、是非またこういう作品を期待します。
    続きを読む

    投稿日:2017.12.10

  • 今頃になって、やっと読みました

    発売当時、何度も手にとって、元に戻して。すごく売れてたし、ドラマにもなって、うーん、と考えていたら今になってしまいました。自衛官の気構えが心地よく、それ以前に人間ドラマとしても良くできていて、これは人気でますよね。でも、大空を舞うT-4やF-15の場面でなぜか目頭が熱く・・・。グアムでセスナスカイレーンを飛ばして以来、飛行機が大好きなんですよ。(無免許でいけますよ!)空を飛ぶ飛行機を見て涙ぐむオッサンて、なんか変。
    ちょうどアマゾンプライムビデオでドラマも公開になっていたので、見てしまいました。ところどころ懐ネタやオヤジギャグが盛り込まれ、泣けるシーンも盛りだくさんで、これも人気がうなずけますね。
    原作の取材がしっかりしているから、変な飛躍や脱線もなく、どちらも良い作品と思います。
    3.11の章、熱い想いで読みました。私もあの時、少しは人の役に立っていたのかなと思い出しながら。ラジオから聞こえていたあの現実離れした、しかし、冷たい現実に恐れおののいた日から随分立ってしまいましたね。時に無慈悲で恐ろしく、しかし、私たちを暖かく包み込み育んでくれる自然を恐れ敬いつつ、あの日のことは決して忘れません。・・・誕生日なもので。
    二人のぎこちない愛に妬けて星4つ。
    続きを読む

    投稿日:2017.01.18

  • 面白い!

    これぞ有川浩!!っていう作品ですね。
    目の付け所がいいです。パイロットのお話ではなくて事故で夢を絶たれた元戦闘機パイロットの異動先でのお話っていうのがいいです。いつも同じ作風っていう声もあるでしょうけど、同じような作風を期待している私としては楽しめました。ちょっとイライラするような恋のおはなしは今作は控えめです。
    最後の「あの日の松島」は是非読んで欲しいです。
    作者さんはこの作品以外にも自衛隊が主人公となる作品を書かれてますが、読む毎に自衛隊に対する見方が変わります。
    続きを読む

    投稿日:2016.11.22

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ブクログレビュー

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  • larme

    larme

    このレビューはネタバレを含みます

    ドラマ空飛ぶ広報室が大好きでやっと小説も読めて嬉しい⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝
    空井とリカ。自分の道を見失った2人が出会い、衝突しながらも共に成長していく姿に何度共感し感動したことか。
    広報室のメンバーも個性的で素敵な人ばかり。中でも鷺坂さんのキャラは最高‪

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.04.16

  • shushu

    shushu

    不慮の事故で長年の夢を諦めなければならなかった元戦闘機パイロット
    記者を外されバラエティへ配属された民放の女性。
    出会ったのは広報室。

    いつもの「あまーーーい」かと思ったら
    ガチンコのお仕事小説でした。
    自衛隊の広報ってこんなに苦労が多いのかと。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.15

  • ちゃんさな

    ちゃんさな

    有川さんの自衛隊シリーズ。作者にしては珍しく恋愛要素は薄めで、お仕事小説より。
    同タイトルでドラマ化されており、恋愛要素が好みの方はそちらの方がおすすめかもです。

    投稿日:2024.04.07

  • papalonia

    papalonia

    このレビューはネタバレを含みます

    入院で暇だったので病院の売店でテキトーに選んだ(が、ホラーとかドロドロとかサスペンスではなさそうなやつを選んだ)ら、大変良かった。
    あらすじの「不慮の事故で夢を絶たれた元・戦闘機パイロット」だけだと不穏要素あるけど、そのあとが「異動した先、航空幕僚監部広報室で待ち受けていたのは…」だから大丈夫だろうと判断した。

    多少頭痛が残ってて読むのが大変だったが、爽やかな読後感。

    自衛隊の広報課という、自分含む一般人は全く縁がなさそうな内容についてかなりリアルに書いたらしい小説。広報だけでも実際に何をやってるかよくわからんのに、更に自衛隊!
    ポスターがあったりイベントがあるんだから考えれば当たり前ではあるが、自衛隊に広報という概念があることにすら初めて気づいた。なんかこう、日々訓練とかしてる隊員の人々が頑張ってやってるのかと。
    そういえば本では描かれていなかったが、後方支援であろう広報チームは訓練とかするものなのだろうか。主人公みたいに元パイロットとかであれば体は鍛えられているだろうが、少なくとも広報官としての仕事には訓練はなさそうだった。

    本編では、自衛隊に対して悪意を持つテレビディレクターという、読者に向けても自衛隊とは、自衛隊広報室とは何かを説明するのにうってつけな人物への説明でも触れられているが、自衛隊は陸自海自空自という分類であり、陸軍海軍空軍ではないというのも、言われたら確かにそうだなとなる。軍隊ではないからなぁ。
    更に、戦闘機を所有しているものの、自衛隊は専守防衛であるため、「戦闘機を実際に戦闘機として使いたい」がためにパイロットを目指している奴なんていない、というのも。

    自分は別に自衛隊アンチでは全くなく、むしろ災害の時の救助の獅子奮迅っぷりとか、なのに雑に扱われているのとか見て応援している側ではあるが、かといって知識があるわけでは全然ないので、色々と勉強になった。

    ただ、これが自衛隊への無理解を正すだけの小説だったらテレビドラマ化してなかっただろうし自分も楽しく読めていたかは怪しい。
    タイトルの通り広報なので、話は広報の仕事がメイン。テレビ番組への営業について
    「こっち側の思惑なんて、先方には何の意味も持ちません。意味があるのはテレビの企画として面白いかどうかだけです」
    という、後方だけでなく意見を語ることについての当たり前だが大事なポイントが説明されたり。
    テレビ局の時間のルーズさvs自衛隊の時間の守り方という、相性最悪のエピソードが多く紹介されたり。

    主人公の空井がすごい勢いで成長していく素直な爽やかイケメンであり、たまに失敗したりもするがすぐ立ち直るので、500ページオーバーとなかなか分厚い小説ではあるがスルッと読めてしまう。空井以外も味のあるキャラクターが多くて良い。
    特に鷺坂室長が、のらりくらりしている有能という、パトレイバーの後藤隊長感があり、脳内では完全にパトレイバーのメンツが広報している感じになってた。

    また、小説の発売予定時期に311が起きたことで、リリースを延期してまで本編に関わる舞台となる松島のあの日について描いた番外編を追記したとのこと。
    本編は割とあっさり終わっているので、後日談としても楽しめるが、でも本編と違って当然茶化す内容は皆無なため、温度差が激しくてひえーっとなった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.18

  • まる

    まる

    有川浩の長編が面白くないわけないと思いつつ、今まで読んでいなかったのだけれど、とてもとても面白くて、そして恋愛の結末だけに終わらなくてとても良かった…。わたしが読み終わったのが昨日、3月11日の夜で。少し運命的なものを感じて、全ての被災地に向けて黙祷しました。続きを読む

    投稿日:2024.03.12

  • へびのルーカス

    へびのルーカス

     この小説がTBSでドラマ化されていなかったら、読もうと思っただろうか?航空自衛隊が舞台だと知ってためらうか、手に取らなかっただろう。それが偏見であること、自分の中に自衛隊への職業差別意識があるという事実にぶん殴られる。

     ドラマでは稲葉リカが主人公だったが、原作では基本的に空井大祐はじめ空幕広報室のメンバーの視点を中心に描かれている。作者の綿密な取材による、フィクションの形をとった実質ドキュメンタリーに近いリアルな物語だ。自衛隊の人たちだって私たちと変わらない、普通の人間なんだと強く訴えかけてくる。
     それでいて”相互理解”などという堅苦しさはなく室長や部下たちの軽快な会話に引き込まれ、いつの間にかリカと一緒に広報室の魅力的な面々に親しみを覚えてゆく。

     リカや空井のように、やりたい仕事を何らかの事情であきらめ、くじけることは誰にでもありうる。でも「なりたいものになれなくなっても、別の何かになれる」。「意思あるところに道は開ける」。前向きなエールに何度も励まされた。

     皮肉なことに、この小説は東日本大震災による被害を受けた松島基地のエピソードを加えたことで完成をみた。加筆前の一旦物語が終わったところまでの読後感は「それなりに面白かった」だった。あんな災害、起きなければ良かったのにといつも思うけれど、松島基地で空井がリカに託した願いが自衛隊の人々の本心なのだ。
    「ずっと見てます。稲葉さんの仕事を、ずっと見ています」。ドラマと違ってあくまで”お仕事小説”を貫く、でもリカと強い絆で結ばれた空井の最後のセリフに、自分も頑張ろうと思えた。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.11

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