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平山 亮, 古川雅子 / 朝日新書 (12件のレビュー)
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ゆた
このレビューはネタバレを含みます
本を読む前から分かっていた事だけれど、きょうだいリスクを下げる為には、親が元気なうちに話しておくこと。 読んで恐ろしいと思ったのは、民法上で「扶養する義務がある」と下される可能性があること。 少なくない借金を抱える非正規雇用・独身のきょうだいとは過去に衝突があり絶縁状態。今は親が面倒を見ている状況。親という防波堤がなくなることは考えたくないが、いつかは必ずそうなる。話すことすら絶望的な私はどうすればいいのだろう。読んで不安が大きくなった。 ただ、これは私自身の境遇故の感想なので、普通のきょうだい関係のある人は参考になると思う。予め家族と話しておく・公的機関を利用する・成年被後見人を設定しておく…等々。
投稿日:2022.06.11
e-krh51
コロナ禍で、きょうだいリスクは多くの人が痛感したのではないかと思う。対等な関係をもち、お互いさまで長い期間の中で助け合えるのがいちばんなのだと思う。一度、経済的な自立からこぼれてしまうと、這い上がるの…は本当に難しい。勝ち・負けという意識がなくなればいいのだけれど。今の家族形態や働き方が、今の時代に生きてたら当然と思ってしまっていたけど、ほんの数十年のことだったのかと改めて新鮮に驚いた。続きを読む
投稿日:2021.08.24
香菜子(かなこ/Kanako)
きょうだいリスク 無職の弟、非婚の姉の将来は誰がみる。平山亮先生と古川雅子先生の著書。家族や兄弟はお互いに面倒を見るという以前の常識はもう通じなくなっていて、家族や兄弟はお互いに面倒を見るというのが非…常識になる時代になっているのかも。ニートの弟、未婚の姉、非正規の妹、親の資産を浪費する兄という例もあったけれど、他の家族や兄弟が面倒を見る必要はないし、それこそ国が面倒を見るべきです。続きを読む
投稿日:2020.09.26
mishuranman
家族頼みの中負担福祉体制がきょうだいリスクで見えてくる。家の存続が前提であれば、子がなければ二人以上いるところから養子をとるから、家産も受け継げた。家族主義と家制度を存続させないと決めてそれでも自己責任というなら、人口はどんどん減るだろうし、出られる能力のある人間は海外に出るだろう。ポルトガル化するのかな。
投稿日:2019.10.01
yoko
様々なケースを知ることが出来て、とても参考になりました。 今現在、何事もないことの幸せを感じます。 振り返れば、自分も随分と守られてきたことを、初めて理解しました。 次は、将来にわたり、どのような心…構えで、子ども達を育てたら良いのか、 考え、対策していく番です。続きを読む
投稿日:2019.02.28
Yoshifumi
「潰してしまってもいい子」の話はショックだった。 所得の再分配後に貧困率が上がる話(OECD諸国で日本だけ)も数字で見ると強い印象が残る。 現在の福祉モデルがもうダメになっていることがわかった。戦後の…数十年しか対応できないモデル。続きを読む
投稿日:2018.05.08
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