【感想】国語、数学、理科、誘拐

青柳碧人 / 文春文庫
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
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ブクログレビュー

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  • tsukumo

    tsukumo

    このレビューはネタバレを含みます

    これは心温まる誘拐劇だった。
    この作品は悪者という悪者が出てこない。必ずどこかしらに人を思う心があるように感じた。

    「誰も傷つけない誘拐。」「傷つけないために誘拐を成立させる。」といった発想が好きだなと思った。

    それに物語のメインである5人の学生講師。学生講師ならではの、大人になりきれない子供らしさを感じた。
    大人ではない立場のキャラクターだったからこそ、この話は成り立っていたのだと思った。


    また、想像してたよりも、小学校高学年から中学三年生までの学習問題が多く出てきた。問題として出てくる場面もあるが、普通の会話の中にはさまれる場合もあった。
    正直、「なんだっけこれ?」「え、わからん」となる問題が多少…多少あったが楽しく読めた。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.08.04

  • 雪だるま❄️

    雪だるま❄️

    正確に書くと星3.5かな。
    途中で年号の語呂合わせとか、生物の問題とかが出てきたので、受験生は読書のついでに覚えられるかもしれない。

    投稿日:2022.06.04

  • おのまとまにあ

    おのまとまにあ

    #今月の3冊 ③
    #読書in2021 5冊目
    #紙書籍 にて
    #青柳碧人

    面白かった。
    結構前に買って以来読むのは2回目。
    1回目に面白いと思ったところは変わらず面白いし、
    当時読み流していたところでも面白いと思えるところもあって
    売ったり捨てたりせずに持ってて良かったなと思った。

    あらすじは、
    地域密着の個人塾で起こった誘拐事件を
    その塾の卒業生でもある五人の個性的な講師たちが
    犯人が繰り出す勉強に関する問題を解きながら
    解決を目指すというもの。

    誘拐事件を題材にしているが、
    各講師たちの事件より問題・勉強を優先する姿や
    個性的なキャラクターでゆるく見れる。

    おすすめのポイントは
    一人の優しい嘘が関係者全員の優しい嘘に変わるところ。
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    投稿日:2021.10.31

  • ハルモヤ

    ハルモヤ

    以前読んだ欲しがり探偵が面白かったのと、娘にどうかなと読んでみた。学習ネタが散りばめられていて、高学年〜中学生にはかなり面白いんではなかろうか。

    投稿日:2021.05.12

  • ふたばやん

    ふたばやん

    作者さんの「浜村渚の計算ノート」のファンで、その流れで読み始めました。

    色んな立場の人がいて、色んな勉強との向き合い方があるよなぁと改めて感じました。小説の面白さと勉強の向き合い方といろいろとためになりました。

    学生の頃に読みたい小説だった!
    勉強が好きになる。やってみようかな?って思える。そんな作品でした。
    続きを読む

    投稿日:2020.08.18

  • しづき

    しづき

    かわいいお話だった!確かに小学生や中学生に良さそう。勉強ができると余裕が生まれる、優しくなれる、っていうのはいい言葉だなあ。予備校や個人指導塾でアルバイトしていた数年間を、細かい描写に思い出して懐かしくなりました。そこもなんだかよかった。続きを読む

    投稿日:2019.10.22

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