【感想】まおゆう魔王勇者 1 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」

橙乃ままれ, toi8, 水玉螢之丞, 山北篤, 桝田省治 / ホビー書籍部
(73件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
24
27
10
3
1
  • これは経済学です

    タイトルから想像するような剣と魔法のお話ではなく、これは経済学の本です。

    魔王と勇者が手を取り合い、戦争を必要としない世界を作っていくお話です。

    ほとんど会話だけで話が進んでいきますが、説明臭くなくテンポよく進みますし、
    難しい用語にはちゃんと解説もあり、中学生でも安心して読めます。


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    投稿日:2016.03.30

ブクログレビュー

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  • ダチョウ伯爵

    ダチョウ伯爵

    経済とファンタジーを融合させ、さらにユーモアもある斬新な作品。

    しかし、自分には合いませんでした。

    経済の用語とファンタジー、どちらもそれなりにレベルが高いので、一方の世界にのめり込んでるときに他方が気になり、集中できなかったのが残念。

    勉強しようと思わずに物語だけに集中すればよかったかもしれない。
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    投稿日:2017.06.30

  • fruit-tarte

    fruit-tarte

    設定が新鮮で良かったです。
    しかし、私自身は戯曲形式より一般的な小説の構成で読みたいと感じました。内容は良いと思うので尚更。

    それから、この本が産まれた経緯もドラマチックに感じました。

    内容とは関係ありませんが、なぜ携帯小説のように横書きにせず、あえて縦書きに変えたのか気になりました。注釈は横書きなのもあり少し不思議です。続きを読む

    投稿日:2016.02.27

  • satoshiqaui

    satoshiqaui

    このレビューはネタバレを含みます

    ストーリーは、ファンタジーの物語のよくあるクライマックスシーン、勇者と魔王が世界の平和をかけて戦おうとするシーンが真っ先の出だし。このときの魔王というのが学者肌の変わり者で、ここで2人がただ殺し合ったとしても、決して世界が平和になることはないと勇者を説得。魔王と勇者が手を組んで、経済や政治を駆使して戦争の勝ち負けではない形で世界の争いを終わらせようとする…という話。


    魔王「だが、わたしは何かをすると決めたんだ。このまま、血まみれの夢に似た消耗戦を百年繰り返し、取り返しのつかない停滞をすごすつもりはない。わたしは『終わったあとの物語』が読みたいんだ」

    [p.47]

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    投稿日:2015.12.29

  • kodhikodhi

    kodhikodhi

    ログ・ホライズンの人。基本的に会話のみで書かれているので、誰がしゃべっているのかが分かりにくいところがある。あと、キャラクターの口調が微妙なところがあったかな。
    ストーリー的にはもっとラノベ的な軽いものかと思っていたが、軽く経済書かと(笑)この人頭いいなぁと思った。用語にも解説が付いていて、それもちょっとしたジョークをはさんだりして、よくできているなぁ、と。ただ、これは解説しないの?という用語があったり、その逆に、これはいいでしょ?ってのもあったり。まあその辺は作者も言っているけれど、より広い世代の人に読んでもらいたいからなんだろう。
    とにかく、会話体での書き方さえOKなら面白いと思う。
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    投稿日:2015.02.10

  • zizochanx

    zizochanx

    ファンタジー世界に、中世の経済や科学を用いて革命を起こそうというのはとても面白い。が、読んでて異常に疲れる。キャラに名前が無いからかなあ…。

    投稿日:2015.01.05

  • kg12

    kg12

    このレビューはネタバレを含みます

    近代の人間であれば誰もが「勧善懲悪」や「戦って勝った者が正義」で世は成立しないことは薄々理解していることだろう。利害関係、損得勘定、妥協、調停…あらゆる調整がされたパワーバランスで、人の世は出来上がっている。そのような観点を、かつてのゲームRPGのような「勧善懲悪」のファンタジー世界で、あえて勇者と魔王がコンビとなって説いていく新鮮な視点で描かれた作品。経済学や農学、戦争学、宗教の要素が要所に散りばめられ、説得力がある。

    ほぼ登場人物の会話のみで物語が進められる戯曲小説で、正直言って読みにくい。ドラゴンクエストの世界のような前提知識や学問のある程度の知識がないととっつきにくい。

    学問的な正論ばかりではなく、登場人物の人間臭さもよく描かれていて小説そのものとしても楽しめ、飽きなかった。青年商人と魔王の交渉シーンやメイド姉の葛藤そして覚悟の訴えのシーンでは、思わず鳥肌が立つほど人間の凄みを感じた。随所に「萌え」要素が出てくるのも萌え好きにとってはありがたい。

    はじめは魔王と勇者による二人の独壇場といった感じであったが、だんだんと登場人物のそれぞれの魅力が大きくなってきており、この先の展開も楽しみである。

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    投稿日:2014.03.22

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