【感想】酒気帯び車椅子

中島らも / 集英社文庫
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
1
5
4
2
0
  • 作者の破天荒な人生がうかがえる?…

    酒好き家族想いの商社マンが、
    ある商談から暴力団に自身と
    家族をメタメタにされる。

    下肢不自由になった主人公が、
    呑み友の発明家が作った
    スーパーウェポンと化した
    車椅子に乗り、これまた呑み友
    の米兵の3人でヤクザ事務所に
    殴り込み大暴れする。

    ちょっと主人公、酒飲み過ぎ。
    そんな商社マンいねぇよ【笑】

    個人的には面白かったが、
    描写に生々しく読むに耐えない
    部分もある。

    矛盾点があるが、あとがきに
    「作者故人のため原文のまま」
    とある。

    故中島らもさんを検索すると、
    破天荒な人生を送った人だった
    んだなと、この本の主人公を
    連想してしまった。
    続きを読む

    投稿日:2017.11.27

ブクログレビュー

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  • taka_2

    taka_2

    とある家庭持ちの商社マンが土地の売買をめぐって、その筋の方々とトラブルになってうんぬんって話。
    物語の中盤でえぐい描写があるので、そこで閉じようかと思ったけど、どうにか最後まで読了。

    民間企業にいても関わりがあるんだとすると怖いですね。続きを読む

    投稿日:2024.02.24

  • いがらむ

    いがらむ

    大切にしていたものが脆くも崩れ去る様が痛ましいが、どこかその悲しい運命が男の業であるように感じさせる。商売というのは搾取なのか。その上に成り立つ幸せは罪なのか。幸せはある日突然奪い去られるようにできているのか。そんなことを感じさせる顛末もユーモアを交えて描いてみせる。が、目を背けたくなるような陵辱はやはりつらい。続きを読む

    投稿日:2020.04.24

  • masa0612

    masa0612

    このレビューはネタバレを含みます

    らもさんの遺作。ゆったりした雰囲気から猟奇的になり、最後は奇想天外はちゃめちゃで終わる。なんだか分からないけど、すっきりした読後感。
    らもさん作品では、最高ではないですが、"らしい"といえば"らしい"かも。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2015.12.17

  • 佐トー

    佐トー

    中島らもの遺作バイオレンス小説。著者の得意とする恐怖と笑いの小説であるが、少々直線的過ぎるというか、ひねりやユニークな切り口が乏しいと感じた。
    晩年の作なので、体調が優れなかったのかなー・・・。
    ストレス解消法には“野蛮なことをする”(P127)は、参考になったw続きを読む

    投稿日:2015.09.07

  • hima-ari

    hima-ari

    2012/10/06 THE MALL 仙台長町 紀伊国屋書店
    白いメリーさんの「日の出通り商店街いきいきデー」の描写のほうが好きかな。

    投稿日:2012.10.17

  • らすこり

    らすこり

    らも作品の中ではエログロが顕著に出ている作品。
    作者得意の酒での害は説明として出てきますが物語としてはそれを薄めるような文章。
    著者的に見ればそれっぽい文体ですがに見ればスプラッター要素が多く見られる作品。続きを読む

    投稿日:2012.06.22

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