【感想】貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち

藤田孝典 / 講談社現代新書
(31件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ゆう

    ゆう

    高齢者や障害者に対する社会保障は高いが健常な若者世帯には明確なセーフティネットが不足している。若いから頑張れるというのは経済成長が止まった現代では通用しないだろう。
    しかし若者の貧困は本当に困っているかサボっているのかの線引きが難しそうだ。続きを読む

    投稿日:2023.07.31

  • jun

    jun

    現代がいかに若者にとって厳しい時代なのか、そして国としての対策がいかに遅れているかについてかかれた本。

    現状に厳しさについて学べるので、とてもためになった。 しかし北欧ではこんなに福祉が充実してますよ、と書かてれいる箇所が多いのだが、北欧では税率が70%くらいあるので、その辺もきちんと検証したものも読んでみたい。

    現状は厳しく、そしてこれからさらに悪くなるだろうと思うと暗澹たる気持ちになる。その中で何が出来るのかを、きちんと考えていかなくてはならないと思う。
    続きを読む

    投稿日:2020.12.20

  • rokkosanjin

    rokkosanjin

    社会福祉士の資格を有し、社会的弱者への支援活動を各方面で繰り広げるソーシャルワーカーの藤田氏が、2015年にベストセラーとなった著書・『下流老人』に続いて世に出した第二弾。複雑な家庭環境や不運により就職すら出来ない若者たち・ブラック企業で精神を病んでしまう若者たちには住居さえ与えられず、路頭に迷って行き着くのはネットカフェ・脱法ハウス・そして生活保護...。ひとつ上のシニア世代から見れば「努力不足」や「自己責任」と映るかも知れないが、今や若者の貧困は21世紀に入って激変した社会環境によって構造的に生まれた「災厄」であると分析する。現代の日本社会から「強いられた貧困」に直面する世代(プア・ジェネレーション)の実態を明らかにして、彼ら・彼女らに一体何が起こっているのかをレポートする。続きを読む

    投稿日:2020.12.12

  • のる

    のる

    社会的事象としては「ふむぶむそうなんだな全くだ」と思いつつ、その解決策としては「ん〜そうかな〜」という余韻が残る。社会の現状を「まず知る」ための一冊として。

    投稿日:2020.07.23

  • keiwacollege

    keiwacollege

    若者たちの貧困を克服するためには社会構造を変えることが必要です。そのために何をすべきかを本書は語ってくれます。

    投稿日:2019.12.27

  • yoko

    yoko

    色々と納得させられたり、考えさせられました。

    子育てしている中で薄々感じている、周囲の境遇や、
    何かふと、レールから外れてしまった後の苦しさや怖さの正体を、
    活字として知れた感覚でした。

    自分(40代後半)も、比較的貧しい境遇のなか、生き抜いてきた思いがあるし、
    親の世代は更に、苦労しながら頑張って育ててくれていたことを
    同じ世代になり、子どもを育てる中で、より深く感じていますが、

    今の子供たちは、より搾取的で複雑な環境に置かれている事を知り
    愕然としました。
    まずは自分の子ども、周囲の子供たちを丁寧に見守りたいです。

    住宅の問題や、奨学金ローンの件など、もっと改善できるのではないか?
    生まれてきた人が、そのまま当たり前に暮らせる環境を整備することが
    政治や福祉の原点ではないのか?

    なぜ日本では、頑張らなければ暮らせない社会なのか?
    そもそも、の所を、考えさせられ、変えていく必要性を強く感じました。
    続きを読む

    投稿日:2019.02.15

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