【感想】面白ければなんでもあり 発行累計6000万部――とある編集の仕事目録

三木一馬(OOS), abec / KADOKAWA
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
4
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1

ブクログレビュー

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  • teeego

    teeego

     この本で紹介しているライトノベルは全然読んだことがなく、アニメで多少は名前を知っている程度の知識ではあるが、そのヒット作品の要因もさることながら、個人的にはそのことよりも編集者という仕事の一端を知ることが出来て、興味深いあった。
     最後の方は編集者という以外にも、仕事に対しての姿勢や気持ちの持ち方などもあり参考になる。
     それにしても編集者もそうだが、作家やイラストレーターなどなど本当に第一線のクリエイティブなことに携わる人たちって、仕事が大変なことが当たり前というのも行間に感じられるも、それに屈せず、いかに仕事で読者やファンを喜ばすことに生きがいがあるのだなあと思った。
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    投稿日:2023.04.11

  • こたつ

    こたつ

    ひとつだけ他の編集者と唯一違っていたところがあるとしたら、「明るく楽しく!」どんなことでも、明るく楽しんでやることです。
    編集者として仕事をしていて学んだことのひとつは、どんな状況も前向きに捉え、今自分がやっていることを楽しめる人が最後には笑っている。
    僕はこの「なんでもかんでも物事を楽しく進める方法」は「人生を加点方で眺める」ことで、たくさんの悩みや問題を乗り越えることができました。

    昔読んだおもしろいなーって思った本をかなり担当していた人で、読者レベルですごいし、有名な人なんやろうなーと思ってて、読んだら働き方がやっぱすごいな。見城さんにかなり近い気がする、
    編集者っていう仕事、自分にはほんまに向いてないけど、一回はやってみたい仕事ではあるな・・・
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    投稿日:2022.01.13

  • surakui

    surakui

    ようは明るく楽しく加点法。
    家訓、想定読者、安全地帯からの冒険、トレンド、すっきり感、キャッチー、外見/内面、憧れ/愛嬌ギャップを意識
    見せ場を作ってお膳立て

    期待を裏切らず不安を裏切る

    加点法、細かい整合性読者の全員に甘えない
    作家より作品に詳しくなるイラストは起爆剤
    あらすじは自己PR
    トラブルは信頼関係

    ラノベを読まない人でも楽しめる編集者に関する本。
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    投稿日:2021.08.30

  • 不破

    不破

    とても情熱のある方みたいで、担当してもらった作家さんは売れる売れないに関わらず一緒に仕事ができて、幸せだろうなと思う

    投稿日:2018.11.28

  • a-daitoh

    a-daitoh

    もろ今の仕事に直結する部分が多く、期待したよりも面白かったし、読んでよかった。
    当たり前の話だが、三木さんが作家の才能を愛していて、それをなんとか売り出そうとしてきた結果が仕事に繋がっているんだな、と感じた。SAOのところで、本当に時間がない中打ち合わせまでにWEBにある膨大な量の小説を読んでいく、というのはなかなか真似できることではない。
    あとは、打ち合わせなど作家に対しては、なるべく明るく振る舞うようにしているというのも、印象的だった。確かジャンプのワンピースの編集担当者も、テレビで電話に出るときは常にハイテンションを心がけていると言っていた。些細なことだが、これって重要だなと思う。

    以下は参考になったことのメモ。

    ・作家の性癖を出して作品の家訓にする
    ・過去の自分を想定読者にする
    ・扱うものがマイナーでも、想定読者に刺さるのであれば広がりがあるはず ex弱虫ペダル、ヒカルの碁、ちはやふる……
    ・想定読者に媚びたトレンド(上向きか下向きか)を意識する
    ・見せ場シーンを決めて、その間はそれをお膳立てするストーリーの作り方(クライミングでルートを決めるようなイメージ)
    ・魅力あるキャラには読者の共感が必要。そのために憧れる部分だけでなく、愛嬌のある部分が重要。
    ・読者に甘えない。例えば、シャナでは必ず各巻の冒頭で世界観に関する言葉の説明を入れている
    ・カラー口絵は15秒のテレビCM
    ・あらすじはストーリーを紹介するだけではなく、最大のアピールをする場
    ・メディアミックスは家訓を新たに再定義すること
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    投稿日:2018.04.09

  • 剣崎博士

    剣崎博士

    名物編集者三木一馬氏による半自伝的創作論(といっていいかな)。クリエイティブに携わる人には参考になる。

    投稿日:2018.02.22

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