【感想】キャッチ=22〔新版〕 上

ジョーゼフ ヘラー, 飛田 茂雄 / ハヤカワepi文庫
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • co-hana

    co-hana

     第二次世界大戦末期のイタリアのとある島に駐留している米軍基地が舞台。喜劇風の戦争小説とされているが、単なる喜劇ではなくなんというかギミック満載で一度読んだだけでは内容を完全に理解することは難しい。
     前知識無しで上巻から順番に読み進めていく。最初はふむふむと読んでいくが、途中から何かがおかしいというか違和感のようなものを読み手自身が感じていくようになる。文章は読めるのに理解ができないというような感じ。小説のなかで何が起きているのか全然分からない。途中で何度も放り出しそうになった。でも、その感覚は間違いではない。その理由は下巻に記されている。続きを読む

    投稿日:2021.11.29

  • 1544850番目の読書家

    1544850番目の読書家

    何度か読み返した作品。スノードンのくだりは最初読んだとき衝撃だった。推しキャラはシャイスコプフ。戦地での、悪い冗談の連続みたいな細切れのエピソードが延々続いたあと、ひとつの結末に向かってギアが入る展開の仕方も好きだった。ラストはそんなに好きではないし色々粗があるとは思うが好きだな〜続きを読む

    投稿日:2021.05.18

  • トレーン

    トレーン

    このレビューはネタバレを含みます

    いわゆるひとつの反戦小説。
    ただ、普通の反戦モノと違って湿っぽい雰囲気は全くなく、ほぼ全編にわたってブラックユーモアにあふれてる。
    にもかかわらず、戦争の悲惨とか矛盾をくっきりと浮かび上がらせてるのは見事だと思う。
    案外、これくらい吹っ切れた書き方をした方が、かえって人間には伝わりやすいのかもしれない。
    ちなみにタイトルの『キャッチ=22』は、どうしようもない状況、とか、どん詰まり、みたいな意味のスラングになっているらしい(Wkipedia曰く)。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.03.15

  • ヨイヨル

    ヨイヨル

    これはループもの・・・?時制と冗長な語り口みたいなのがしんどくなって上巻で挫折。下巻まで来ても同じ調子なのかな。みんなが感じている良さを感じられない自分がダサい気がして悲しい。

    投稿日:2018.06.28

  • 象使いの本棚

    象使いの本棚

    これは、映画化ではなくドラマ化があっている小説である、気がする。

    前半すこし進んだところから、明記するとT・S・エリオットが出てきた箇所から、あれ?と感づき始め、シャイスコプフあたりにはもう著者が執拗に繰りなすギャグ要素に抱腹絶倒、とはいかないまでも、また言ってるよ面白~と心の中愉快になるなどし、メイジャーメイジャーメイジャーにいたって突然こみ上げるおかしみのせいで電車の中で読めなくなった。

    そういえば、MY IDEAL BOOKSHELFという本で、この本をfavoriteとしている人が二人いた。それを発見して、いっそうテンションがあがった。

    そのはずだったのだけれど、14章あたりで失速し、読めなくなってしまった。

    また今度、つづきを読もう。
    続きを読む

    投稿日:2017.08.25

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