【感想】郵便配達は二度ベルを鳴らす

ケイン, 池田真紀子 / 光文社古典新訳文庫
(15件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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ブクログレビュー

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  • もちべえ

    もちべえ

    もっと、どぎつい描写があるかとおもいきや、そんなことは殆どない。
    二日ほどで読めた。

    郵便配達は全く登場しない。

    タイトルの理由ははっきりしないが、巻末に訳者により、2例ほど、記載されていたが、どれもしっくりこない。続きを読む

    投稿日:2024.03.11

  • ひまわりめろん

    ひまわりめろん

    遂にこの日がやって来ました!

    な、なんとなんと池田真紀子さんが原田マハさんと並んでワタクシの本棚の著者登録数ベスト5入りしたのです!

    え?池田真紀子さん知らない?
    翻訳家ですよ!リンカーン・ライムシリーズとかで大活躍中の翻訳家さんですよ!
    本作でもさすがの訳文ですよ!

    翻訳家さんがベスト5に入ってきたら、もう通ですよ
    いよいよワタクシも海外ミステリー通の仲間入りですよ
    fukayanegiさんとかと同じステージです
    もう海外ミステリーのことならなんでも聞いて下さい
    なにしろ通ですから
    最初は光り物からですよ(通の概念がお子ちゃま)

    あ、『郵便配達は二度ベルを鳴らす』ですよね
    忘れてませんよ『郵便配達は二度ベルを鳴らす』のレビューですよね

    ただこの先とんでもないネタバレが含まれていますので未読の方はご注意を!

    郵便配達員…











    出てきません!
    続きを読む

    投稿日:2023.05.09

  • tom555

    tom555

    このレビューはネタバレを含みます

    語りがカミュの『異邦人』だわ、と思ったらケインのほうが早く、カミュの方が影響を受けていた!ってことで作品に古さがないのがすごい。もしかしたら犯罪の状況証拠って犯行動機とぴったり合っていることの方が少ないのかもしれないと思った。個人の気持ちは他人が知り得ることは絶対にないのに、フランクの心情はリアルで同情すら感じる。コーラもフランクも自分の気持ちが定まらないままだけど、現実の自分も同じようなもの。そこが共感を呼ぶのかも。絶版にならないでほしい心に残る一冊。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.05.17

  • yoshi2013

    yoshi2013

    このレビューはネタバレを含みます

    流れ者が立ち寄ったレストランで出会った人妻との恋愛と殺人、そして流転を重ねての意外な結末。
    中盤での裁判のやり取りのスリリングさ。保険会社が結託して裁判の結果を捻じ曲げるところもとても劇的だし、若妻コーラがいないすきに他の女と出来てしまう尻軽な主人公が招く悲劇のからくりもとてもよい。元夫の殺人で揉み消された証拠が主人公に支払われた保険金を脅し取るネタに使われるところなど、テンポよく話が展開する。コーラとの愛を確かめるために行く海のシーンがとても印象的で、その直後に起こる悲劇もとてもドラマチックで、ミステリー要素満載です。
    主人公は他の女と気軽に旅行する浮気性だが、コーラの為に恨みのない夫を殺すところに違和感があるが、決して長くない小説の中にたくさんの要素を織り交ぜ一気に読ませてくれる構成には関心されられる。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.07.31

  • tamasan7

    tamasan7

    このレビューはネタバレを含みます

    300ページにも満たないのでさくっと読める。主人公の流れ者の男は、食堂で働くコーラに恋するが、彼女には夫がいた。惹かれあう2人は、遂に夫を殺害して一緒になろうと企てる。
    しかしどんなに完璧な計画を立てても上手くはいかないものだ。2人がお互いを愛し憎み傷つけあうのが生々しい。

    郵便配達は二度ベルを鳴らすというタイトル。作中には郵便配達は全く出てこないのでタイトルの意味が分からなかったが、調べたところ、全てが二度繰り返される本作を象徴したタイトルらしい。
    なるほど、そう言われれば似たような展開が続いていたなという感じ。

    「偽のデュー警部」的な、男と女のちょっとコメディ感もはいった恋愛サスペンスなのかなと思いきや、割とハードボイルドな作品だった。
    前評判が良く期待しすぎたため、あまりしっくりこなかった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.04.05

  • 本屋のおっさん

    本屋のおっさん

    根無し草の男
    安食堂で働く人妻
    道ならぬ恋の顛末。
    読めば、想像以上に何かが残る。
    書かれた時代のやり場のない憤りが込められているよう。

    投稿日:2020.09.27

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