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藤木稟 / 角川ホラー文庫 (32件のレビュー)
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総合評価:
veronica
5
平賀さん、やっぱりあなたは天使です!でもって、伏線もそろそろ回収されそうな気配…
面白かったです。ソロモンとシバの女王のお話は、聖書だけでなく様々な伝説や物語などに多く取り上げられているし、契約の箱もグラハム・ハンコックの本などで散々出てきているので、実は、え~、いまさら?という展…開になるのではないかと危惧していたのですが、全然そんなことはありませんでした。まさに藤木ワールド全開で、一気に読んでしまいました。今回も、謎解きのクライマックスがたたみかけるようでハラハラドキドキでしたが、二人だけではなく、立場も信仰も違うたくさんの人の協力で先に進んでいくところがとても新鮮でした。そしてこういう時代にこそ、宗教はこうあるべき、というテーゼも明示されていたように思います。懐かしい顔ぶれもちょこちょこ出てきてうれしかったし、何より平賀さんが素晴らしかった。ああ、やっぱり神父様なんだなぁ、と改めて惚れなおしました。うん、ロベルトさんが宝物というわけがわかる!読み終えた後、全体的に大変バランスのよい作品だったという印象が残りました。伏線もいろいろ回収されていますので、今後イギリスのあの人とか、フランスのあの人とかも出てくるのかも、と期待。最後の思わせぶりな終わり方もよかったし、ますます目が離せません。続きを読む
投稿日:2016.02.25
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otium
4
面白いですよ!
奇跡解明というよりは、インディジョーンズばりの冒険物語です。あまり馴染みのないアフリカが舞台だったので、観光案内的要素もあり良かったです。
投稿日:2016.03.04
ツクヨミ
3
適材適所
シリーズ13冊目(長編としては11冊目)。平賀とロベルトは、奇跡調査のためエチオピアに向かいます。 毎度ながら息ぴったりの神父コンビですが、正直、今回ほど平賀を頼もしく思ったことはありません。ふだんは…なにかと暴走しがちなところをロベルトのサポートで乗り切っているのに……。適材適所ってこういうことか、と感心してしまいました(もちろんロベルトも違う面で活躍しますが)。ケルビムの奇跡も謎めいていますが、今回は奇跡の真相解明以上にわくわくさせられる場面が多かったです。 舞台になっているエチオピアにはなじみがなかったので、現地の空気が伝わってくる風景描写に助けられました。読後、偶然テレビでエチオピアの映像を観たのですが、景色が本書の描写そのままでびっくり。平賀とロベルトは毎回いろいろな国に行くので、このシリーズを読んでいると海外事情にちょっとだけ詳しくなりますね。続きを読む
投稿日:2016.04.11
蘇芳堂
作者、すごい
読み終わってしまった…。というのが、正直な感想です。今回もとても面白かった。そして、平賀のたくましさに、脱帽。 私はキリスト教信者ではないので、今回のお話では、いろいろなことが「想像」しづらくて、読む…のに少し時間がかかってしまいました。 おそろしく民俗学なのに、恐ろしく科学的で、そして一点の曇りもなく神を信じているロベルトと平賀…。こんな人たちを生き生きと文字の中で活躍させる作者に脱帽です。続きを読む
投稿日:2016.10.03
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ethan
このレビューはネタバレを含みます
裏表紙の説明に想像を絶する、と買いていたので一体2人にどんなことが起きるのかと思っていたら、シリーズで一番過酷な目にあっててハラハラ。 警察に逮捕され(とは言ってもすぐ釈放されるけど)、砂漠に置き去りにされ、、。 平賀の冷静ぶりはさすが。あんな状況で冷静かつポジティブに考えられるのは凄いなぁ。さすが良太くんのお兄さん。頼もしすぎる。マヌエルさんの振舞いが自分勝手でヘタレに見えるけど、普通はそうなるでしょと。 でもそんな平賀がヒィッってなった場面は笑った。 自分の私物をバチカンに送って、平賀の私物と知らないシン博士が調査して、「ケルビムの奇跡との関係性は今の所見つかっておりません。」て。メールしてきた内容を見て縮こまる平賀笑。それ私物ぅぅ。。!うん、シン博士にはそのまま黙っていた方がよさそう。 今回のシン博士は「道中無事でお過ごしでしょうか」とか、「手を尽くして調べましたが、お知らせする新情報はありません。」もより優しかった。。笑 。。ん?字面にすると普通? ネットの回線が悪かったので、生シン博士が出なかったのは寂しかったけど。シン博士ファンとしては物足りない。 栄光の門の攻略でほぼページ数使ってしまったから、肝心のケルビムの奇跡は自分達で調べられずに、最後にローレンがすこーんと解決。 え、そんなことだったの? あ、でも「私の苦労が報われるのだがね」って書いてたからそれなりに面倒だったのかな。 でもローレンが面倒だけどそんな対応をしてくれるのはやっぱり平賀はローレンの中で存在が大きんだろう。 と、最後にやっぱりあの人登場。うん、大体読めたけどね。やっぱり出てくるよね。 あ、ロベルトのこと書くの忘れた。
投稿日:2022.12.17
秋待
現地の描写からしていつもとは雰囲気も趣向もだいぶ違っており、インディ・ジョーンズのような探検パートや過酷なサバイバルパートなど、新鮮な展開が多くて楽しい今作。もちろん毎度おなじみの膨大な蘊蓄やビックリトリックも健在ですが、その蘊蓄にしても、今回は平賀のサバイバル知識など分かりやすいものも多くて読みやすかったです。 平賀のコレクションをきっちり化学分析するシン博士に癒されました(笑)
投稿日:2022.03.17
リンリン
相変わらず、ちょっと難しめな内容だがすごく引き込まれます。カラクリが多いような気もします。 続気があるので先が気になります。
投稿日:2021.06.03
kemukemu
今回はちょっと泥臭い感じでして、 いつものハイテクバリバリ感が好きなのでちょっと残念 でも、最近いろんなところに行って観光案内してくれるので、 世界ふしぎ発見に思えてきたよ(*^▽^*) 次への布石が…チラホラ、この後も楽しみですねぇ。続きを読む
投稿日:2019.12.25
yueli
20190828 バチカン奇跡調査官シリーズ11巻。 奇跡調査の対象となったタボットが持ち去られた。タボットの行方を追う平賀とロベルトに与えられた女王の試練とは。 奇跡調査はどこにいったというぐらい、全編まさにインディー…。砂漠でのサバイバルはリアルすぎて読んでいて怖くなった。遭難したときに役に立つ知識は得られたかもだが。バオバブ大事。その後も魔宮での冒険や転落しなど…ジョーンズ。二人が生きて帰ることができて本当によかった。
投稿日:2019.09.03
kazya2001
妹より。 何だかんだで、勢いよく読了。 インディー○ーンズにこんな感じの話、なかったっけ?(笑)生きてて良かったよ!
投稿日:2019.04.21
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