【感想】今を生き抜くための70年代オカルト

前田亮一 / 光文社新書
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • boutoumetous

    boutoumetous

     ほぼ同時代人なので、70年代オカルトを著者と同時に味わっている。メディアリテラシーなんて知ったことか、というテレビやマスコミの暴走ぶりもまざまざと憶えている。ネットで答え合わせが出来ない視聴者や読者を相手に、オカルトの送り手はやりたい放題だった。赤子のように手をひねられていた自分が愛おしい。続きを読む

    投稿日:2021.12.01

  • ichien

    ichien

    総花的で個々の掘り下げは浅いし期待していた内容と違った。時代背景や30年代オカルトとの関係性の分析を読みたかった。

    投稿日:2016.11.02

  • sazuka

    sazuka

    僕はけっこうオカルトに対して冷たい。

    宇宙人とかUFOという言葉そのものだって、よく考えればおかしな言葉だ。宇宙と人の組み合わせって変じゃないか。アダムスキー型とか定義までされている未確認飛行物体とはどういうことか。超能力、なんてのも、何を超えてるのかわかんないし。別能力ならわかるけど。

    というわけで冷たい。



    けれど、それを事実かどうか論ずるのが目的ではなく、社会にとってオカルトとは何だったのか、という風に見るなら大歓迎だ。

    もともとオカルトどうでもいい派だったので、その世界に詳しくない。アメリカではすでに1950年台にUFOブームがあったという。日本で遅れたUFOブームがやってきたころは、アメリカではすでに宇宙人の存在は自明であり、政府が隠蔽しているというストーリーが出来ていた。そういや疎い僕もMJ-12とか聞いたことある。UFO番組も多かったし、政府が何かを隠す、と思い込むのはこのあたりから持ち上がってきたのかもしれない。



    ユリゲラー、ネッシー、心霊写真。うしろの百太郎。日本沈没。ノストラダムスの大予言。丹波哲郎の大霊界。みんなブームになった。懐かしい。ってか、俺オカルト好きだったのかも。心霊写真の本とか、かならず学校で周っていたし。死後の世界に思いを馳せるきっかけも多かった。そういうのは、今はスピリチュアルという名前になって社会に残っている。



    オカルトにはその人の気質や性格、フェティシズムが投影されるという。そうかもしれない。オカルトのカミングアウトができると楽になりそうだ。やべえ、たった一冊で転向というか、自分のフェティシズムに気づいてしまうとは…。
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    投稿日:2016.10.05

  • ゆらゆら

    ゆらゆら

    これを読んでいる時ちょうどイギリスがEUを抜ける、なんてニュースをやっていて、「○○という作品がこの未来を予言していた」なんてのをSNSで見かけました。こういうオカルト的なことって好き嫌いの問題じゃなく、とてつもない魅力を秘めてるんだろうなあと感慨深くなってしまいました。
    過去、世界中を熱狂させた様々なオカルト現象も、誰かの一言をきっかけに大きな波紋になっていったのかなと。

    陰謀とか秘密とか未知の世界って無性に童心に響きますよね。
    そして今以上に情報が一方通行だったからこそ、爆発的に広がっていったのでしょうか。
    本書にはなかったですけど、2000年問題とか懐かしいです。

    オカルトってエンタメとして楽しめますけど、行き過ぎるとオウムみたいな事が起こってしまうと思うと恐ろしいですよね。
    オカルトに限らず、信じる気持ちの力は凄まじい。
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    投稿日:2016.06.26

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