【感想】コミュニケーション力

齋藤孝 / 岩波新書
(80件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
14
22
29
3
1

ブクログレビュー

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  • サキ

    サキ

    このレビューはネタバレを含みます

    コミュニケーションの概念と、方法について書かれている。

    印象的だったこと
    ・文章を書くことで、整理ができる。(例:日記、人と話す際のメモ)
    ・著者は、コミュニケーションをキャッチボールと捉え、その中でもプロ野球とアマチュアのように、レベルがあると述べている。
    ・著者は仕事上、数多くの対話をしてきたというが、対話をする際は必ずメモを取りながら会話をするという。メモを取ることで、相手の文意を的確にとらえながら、こちらも何を伝えるべきかを明確化できるという。いわゆる文章力を筆者は「文脈力」と言っているが、メモを重要視しているからこそ文脈力がつくという。
    ・「質問力」は筆者の造語だが、文脈を的確に捉え、相手に質問をすることが大事だという。相手がどんな質問をしてきたかによって、相手の理解力が垣間見えるという
    ・語彙力は何よりも大事

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.11.27

  • Take

    Take

    コミュニケーションというと、文字ありきのやり取りと考えがちであり、ボディランゲージも言葉の一種と思っていたがそうではなかった。
    著者の本は身体論へ紐付けされる事が多い印象だが、本書も例外ではなく、むしろこれが起点になっているのか?と思われる。
    この本を読んですぐにコミュニケーションが上手くなるわけではないが、意識すべきポイントを抑え、磨いていくきっかけにはなりそう。
    『読書力』とワンセットらしいので、併せて読んでおきたい。
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    投稿日:2022.01.03

  • コノハ

    コノハ

     人との関わりが広がるなかで、もっとコミュ力が必要だなと感じた。そもそもコミュ力とは何だろうと考え、大学時代に読んだこの本を再度読み直すことにした。

     コミュニケーションとは、意味や感情をやりとりする行為。そして、「相手の経験世界と自分の経験世界を絡み合わせ、一つの文脈を作り上げていくことで、次の展開が生まれる。これがコミュニケーション力のある対話」(p.22)であり、コミュ力とはすなわち「文脈力」であるという。
     1章では、上述のコミュ力とは何かということと重要性、文脈力を磨く方法が書かれる。2章では、コミュニケーションを行う上で、相手と共鳴するために響く基盤づくりの方法論が書かれる。3章では、コミュニケーションに必要な技法(基本は、相手の話に沿いつつ、話を広げて推進させるべくずらすこと)について書かれる。

     コミュニケーションでやりとりされる「意味」「感情」のうち、意味のやりとりについての言及が多い。だが、とりわけ2章で紹介される方法論は意味・感情両方に通ずるものであるし、両方のやりとりが良いものを生み出すのだということを全体を通じて感じる。

     コミュニケーションの方法論に関する本というよりも、他者との対話をはかることの重要性を認識できる本。
     ともすれば焦ってしゃべり過ぎてしまい対話の本質を見失ってしまいがちな私にとって、なぜ対話するのか、なぜ対話は重要なのか、対話はどうあるべきなのかを改めて考えさせてくれる本であると感じた。
    続きを読む

    投稿日:2021.06.24

  • Summer Eye

    Summer Eye

    非常に読みやすかった。
    コミュニケーションに関して重要な要素ではあるが、私たちが疎かにしやすいポイント(相槌やアイコンタクトなど)について丁寧に説明されていた。また、コミュニケーション力向上のための具体的な練習方法なども数多く紹介されていたので、私も是非実践していきたいと思った。続きを読む

    投稿日:2021.02.10

  • miserybeatle

    miserybeatle

    『考え方の教室』は気づきをもたらす名言が散りばめられていて深く感動したが、これはそうでもなかった。ハウツー的なことを求めてるわけではなく、その本が扱うテーマに関して著者がどう考えているかが書かれてるかが大事で、少しすくなかった。2020.4.19読了続きを読む

    投稿日:2020.04.24

  • うっちー

    うっちー

    コミュニケーションに関するエッセイ。

    本書でのコミュニケーションの定義は『感情や意味をやりとりする行為』である。第一章では、『コミュニケーション力』の意味と重要性が説明され、コミュニケーション力を養う方法が紹介されている。第二章ではコミュニケーションを行うための基盤やそれを形成するためのメソッドが、第三章ではコミュニケーションのテクニックを紹介されている。

    一応、各章でテーマはあるが、いろいろな話がごったになっていて、楽しく読むことができる。その中に、気づかされる点があったり、なるほどと思わせる点があったりする。

    軽く読んで、自らのコミュニケーションを再考するきっかけとするにはちょうど良い本。
    続きを読む

    投稿日:2019.01.03

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