【感想】恋は雨上がりのように（４）

たまに地元の友達と飲みに行きたい

冴えない店長と女子高生の恋のお話第4弾。
今回も少しだけ二人の仲は進展します。

悩める女子高生に店長がアドバイスする場面がありますが、その姿は友達でもあり父親のようでもあります。
アドバイスの中身は…、かつて文学の道を目指していた店長が考えた事なのか、読んだ本の受け売りかもしれませんが、
恋する女子高生には十分過ぎるほど頼りになる言葉なんだなという描写が印象的ですね。

普段冴えないがここぞと言う言葉には力がある。かっこいいですね。
今後もこの恋の行方は気になります。続きを読む

夏の台風の夜に…(^^)d

3巻ラストのシーンからの続き。
店長の一言から思い詰めて自宅へ押し掛けるヒロイン。
想いに突き動かされる思春期少女の勢いを、アップアップながらも出来るだけ穏やかに解きほぐす店長の態度は、普段の駄目っぷ…りからは想像できない格好良さがありました。ちょっと絞まりませんでしたが、そこもまた店長らしかったですね。

友人との関係。
店長とヒロイン双方の友人関係のストーリーの対比が、年代の違いを感じさせてくれます。
感情に流されて不器用にぶつかる姿と、感情を受け入れた上で互いを認めることができた姿。一方は若さを、もう一方は熟成された時の流れを見せてくれますね。大人の関係というのとはちょっと違う、年を重ねた同級生といった関係。店長の友人の一言は正しく的を射ていますね。
ヒロインの友人との関係が、この後どういった形に納まるのか気になります。

この後、舞台は夏が終わりを迎え、秋に向かっていきます。
ヒロインと店長の関係はどうなるのかな？続きを読む

純粋に二人のことを応援したくなるような不思議な作品

気になってしょうがなかった3巻の続きとなる4巻最初の2話は、この漫画の最初のクライマックスと言っていいですね。店長の精一杯の気遣いと、あきらの一途で悩める姿に胸が締めつけられますが、純文学のような詩的…な雰囲気がたまりません。
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