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宇江佐真理 / 文春文庫 (9件のレビュー)
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はるぽんぽん
伊三次から始まった人間関係が、どんどん広がって、いろいろな人が主役になる。 伊三次たちは良い大人になって、若者世代の話が多くなった気がする。やっぱり若者の日々が面白いのかな。
投稿日:2022.04.13
マッピー
このレビューはネタバレを含みます
目次 ・俯かず ・あの子、捜して ・手妻師(てづまし) ・名もなき日々を ・三省院様御手留(さんせいいんさまおてどめ) ・以津真天(いつまでん) 作者が作中の10年をすっ飛ばして書きたかったことというのは、もしかして松前藩のことなのだろうか。 茜が屋敷奉公をすることで、松前藩の特殊性が書かれ、今は江戸詰めであるけれど、そのうち蝦夷の国元にも連れていかれそうな気がしてくるような展開。 だとすると、伊与太と茜の仲はいよいよ絶望的。 表紙の茜、「お嬢」と声を掛けた伊与太の方に振り向いた時か。 本筋とは別に、伊与太の暮らしぶりを見るため、師匠の留守中、うきうきと伊与太の奉公先に出かけるお文と、それに閉口する伊与太。 可愛いとは思っても、娘らしくなったお吉をおいそれと抱きしめることができなくなったことを淋しく思う伊三次。 この家族、本当にいいなあ。 それにしても、贅沢禁止の幕府とはいえ、女は自分で髪を結うべしというのは! あの髪形を自分で作れと!?
投稿日:2020.12.05
pata
2018/11/2 あと何作残っているのだろう。 内容とは関係なく寂しくなる。 とにかく茜が心配。 なんとか上手く収めて戻ってきて欲しい。 伊与太の奥さんになれるんやろか? 絵師と同心の娘ってアリなん?
投稿日:2018.11.04
sana
「髪結い伊三次捕物余話」も終盤にさしかかっています。 お気に入りのシリーズ、ゆっくり読んでいます。 伊三次は義兄の髪結い床(床屋さんですね)も手伝いつつ、廻り髪結いの仕事も続けています。 伊三次と芸…者のお文の息子・伊与太は、絵師に弟子入りしていましたが、師匠が急逝。 すぐには落ち着き先が決まらず、ひそかに恋する茜のことに思いを馳せます。 不破友之進の娘・茜は松前藩の奥女中となっていますが、剣の腕を生かすための警護役なので男装。表紙の若衆髷のきれいなお兄さん?が茜なのです。 藩では跡継ぎが病弱なため、お家騒動が持ち上がりかけていて、若君に好かれている茜は巻き込まれていきます。 そんなとき‥? 気丈な茜がふと見せた涙の理由が切ない。 伊与太は人気の若手絵師のところに手伝いに入ることとなり、葛飾北斎のところを尋ねるときに同行できたのも楽しい。 伊与太の妹は女髪結いになりたいと言い出すし、若い世代がいきいきしています。 大人世代もそれぞれに活躍どころを見せ、いくらかは不安もありつつ、長年の知り合いを見守るような気持ちになれて、心温まる読後感でした。続きを読む
投稿日:2018.07.30
iyoharuka13
宇江佐さんがデビュー以来書き続けた伊三次シリーズの十三冊目。伊三次の子どもたちが主役になる物語が中心。 息子の伊予太は新しい絵師の師匠の元へ、娘のお吉は女髪結い師を目指して修行中。不破の娘・茜は松前藩…のお家騒動に巻き込まれる。シリーズ内では第三世代にあたる彼らが一歩ずつ大人の階段を上っていくのが、頼もしくもあり心配でもあり。宇江佐さんが亡くなった為、物語もあと僅か。噛みしめるように読んでいきたい。続きを読む
投稿日:2017.01.09
リリィ
このシリーズは前にも読んでいるのだけど、子供たちがこんなに成長していたとは・・・ 宇江佐さんの作品は大好きなので残念ですが、なるべく多く読みたいと思います。
投稿日:2016.07.19
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