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深木章子 / 講談社文庫 (13件のレビュー)
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総合評価:
ことく
3
美しすぎる装丁なのにドロドロミステリー
『鬼畜の家』に続く探偵榊原シリーズの第2段です。前作に続き、美しい装丁です。単行本化されたものとデザインが違うようですが、断然こちらの方が美しいですね。 美しい装丁ですが、中身はやはりドロドロしてまし…た。 でもドロドロ度合いを比較すると『鬼畜の家』>『衣更月家の一族』かなぁ。 廣田家、楠原家、鷹尾家で起こる殺人事件が章ごとに分かれていて、一体どこがどう繋がっているか分からないのですが、我慢して読み進めていくと、榊原探偵の名推理によって全て衣更月家一族の事件と繋がっていることが明らかになります。 バラバラの点が1本の線に繋がっていく過程は、存分に楽しめると思います。 が、しかし。これがまたややこしいのです! 「これがこうなって、それでああなって…ぐぬぅぅぅ」と再読、再々読してしまいました。 そんなおバカな私にも作中に相関図が用意されているので安心です。 しかし、大活躍する榊原さんがあまりにもミステリアス。もうちょっとイメージしやすいキャラにならないかな~とそこだけが気になるので★4で!続きを読む
投稿日:2016.04.29
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toca
このレビューはネタバレを含みます
社会派サスペンスっぽい雰囲気もありながら、緻密に練られたストーリーはしっかり本格ミステリ。面白かった。
投稿日:2020.05.14
かまぼこ
全体的にはまぁ面白く読めたけど、なんかアンフェアな作品だな、と思った。 3つの事件がどう繋がるのかワクワクしていたのに、「実はみんなキサラギ一族でした〜」ってなんかズルい。 プロローグでキサラギの爺さんと一緒に死んだ女の子が何か重要な鍵になると思いきや、特になにもなくてガッカリだし。
投稿日:2019.09.13
iyoharuka13
一見関係のないと思われた複数の事件が、ある一族の強欲と憤怒に目が眩んだ人間たちによるものだった。因業に満ちた世界を描く戦慄の本格ミステリー。 壮大な展開が読みごたえ満点だが、結局動機は金というところに…物足りなさを感じる。一族とくれば、やっぱり愛憎劇を求めてしまう。続きを読む
投稿日:2018.09.29
かえる
プロローグがなにかしら関係してくるんだろうなとは思ったけど、3つの事件が別々すぎてよくわからないまま最終章へ…。 結局みんな血縁者で、遺産狙いというお話でした。 初めて読んだときより、2回目の方がおもしろかったかも。
投稿日:2018.06.23
gabrielpetajirio
一見、全く関係のない3つの殺人事件が語られ、最終章「衣更月家の一族」で、プロローグの意味を知り、そこから全ての殺人が一つの糸で繋がれる。 実にうまく組み立てられた本格ミステリーといえるが、事件そのものが人間の醜い欲にまみれているためか、読後感がはなはだ悪い。唯一の収穫は、榊原というクールな私立探偵。 彼は、この作家の他の作品にも出て来るらしいので、それも読んでみよう。
投稿日:2018.06.06
claudine
ばらばらに起きたように思えた複数の事件が、実は・・・という、見事に伏線が張り巡らされた作品。 マンタがひたすら可哀想。 マンタと麻貴には、幸せに添い遂げて欲しかったなぁ。
投稿日:2016.06.09
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