食べる。

中村安希 / 集英社文庫
(11件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • shiho-k

    shiho-k

    彼女の行動力に驚愕。
    未知の世界に足を踏み入れていく様は逞しくもあるが、同時に心配しながら読んだ。
    本書には書かれていなかったが、きっと危険な目に幾度となくあっているのだろう。

    世界には色々な環境で色々な食べ物を食べている人々がいることを、本書を通じて改めて知った。
    友人から旅の土産話を聞いているような、それでいて私自身も旅に出たような、日常とは違う世界に連れて行ってくれた。
    食べるという人間の根源である行為を中心に書かれていることが、生きること、生命力を想起させ、より一層印象に残る内容になっているのではないだろうか。
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    投稿日:2018.12.05

  • すずめ

    すずめ

    『インパラの朝』(集英社)で描かれていた、旅をする著者の姿がかっこよかったので本書も読んでみました。
    食べる、というタイトルですが、いわゆる食レポではありません。
    食べ物の周囲には、それを食べる人がいて、彼らの暮らしがある。
    著者が各国で出会った人や出来事を綴る中に、印象的に、ときに象徴的に食べ物が登場する16の文章が収められています。

    著者のきっぱりとした文章からは、彼女の体験したことをリアルに伝えようとする冷静さが感じられます。
    乾杯の口上とともに次々に空になるショットグラス。
    気のおけない仲間と楽しく喋りながら頬張るタコス。
    半ば無理矢理連れてこられた山の村祭りで口にした解体したてのヤギの内蔵。
    ページの向こう側から立ち上る"その場"の気配が、より濃密に感じられました。
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    投稿日:2017.04.18

  • momonosuke100

    momonosuke100

    このレビューはネタバレを含みます

    バックパッカーであり、ライターである著者が世界の僻地辺境へ行って現地で食べたものと、それを食べることになった過程、その周囲にいた人たちの生活、その人たちとのやり取りを淡々とした文章で描く。バックパッカーものは、ふわふわした印象を持つものが多いんだけど、かなり冷静に客観視しながら書いている感じ。旅もその聡明な感じのする姿勢などにもあこがれる。とてもではないが、口にいれることのないような、日本で言えば衛生的でないもの・・・・。エジプトのあの水の壺から水を飲むだなんて・・・・。でも現地で昔から使われている知恵で、いつも冷たいのだ・・・。グリーンティーとか、雑巾みたいな、なにかとか。おもしろすぎる。

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    投稿日:2016.11.18

  • Paul

    Paul

    ノンフィクションと小説の中間のような文章。ひりひりとした感じは、「深夜特急」を思い起こさせる。もう少し、続きが読みたい。

    投稿日:2015.09.05

  • moto

    moto

    もの喰う人々、を思い出す。あの本も世界中を巡って食というミクロ且つ文化の凝縮されたものから世界の現在の姿を読み解く試みでした。
    この中村さんの本は、旅で出会った食に絡めた、ただありのままの旅のことをつづるエッセイ集です。違いといえば、前者ほど大仰な試みではなく、思い出話のようなもの。薄味ではあるが、しかしただの旅人の瑞々しい視点が、まるで自分の視点のよう。追体験として読めるということは、やはり自分の延長線上にはこの人がいるのだろう。続きを読む

    投稿日:2014.08.05

  • tanaka1122

    tanaka1122

    食べ物のエッセイだと思ったら、大間違い。国際文化を深く理解するバイブルになります。作者にはそんな意図がないだろうけど。

    投稿日:2014.04.13

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