無間道

星野智幸 / 集英社文芸単行本
(7件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

"powered by"

  • shoneshone

    shoneshone

    201809
    繋がってるような繋がってないような、不思議な短編3作。
    読み終わってすぐ書き出しにすんなり戻れる。

    投稿日:2018.09.08

  • naosannabesan

    naosannabesan

    青い傘を差した人が、かたつむりの赤ちゃんのようにゆっくりと移動している。その青い傘を銀色の車が滑らかに追い抜いていく…というイメージがリフレインされる3編の物語。いや、ひとつの物語なのか、これは?どうしたらいいんだ。続きを読む

    投稿日:2012.08.14

  • densef0g

    densef0g

    *ネタバレ、っていうほどないです。

    文章から、作家の波打つ動脈のようなものが感じられた。
    今にもちぎれそうな、破裂しそうな血管と、その中に流れる熱い血潮。

    喉にへばりつくような空気感、臭気、粘り気
    星野智幸の小説にはこういう「気候」がよく用意されてるけど
    わたしこれが好きだなー。

    この『無間道』という小説からは
    すぐに読みとれるストーリーはない。
    主人公の動きを追うようなストーリーじゃなくて
    3章にわたって繰り返される構造が
    「物語」として浮き上がってくる。

    たぶんだれでも気づくだろうな。
    「これは無限ループのおはなしだ」って。
    物語の構造自体がストーリーを引き寄せ、
    それはまた小説全体の書き方にも及んでる。

    だからきっと本当に読むべきは
    その無限ループじゃないんだ。
    「無限ループ」っていう言葉から想像されるのは
    <まったく同じことの繰り返し=無意味>だと思うんだけど
    この小説で感じられる反復は、ずれを、ともなっている。
    繰り返しているんだけどずれている。
    ずれているんだけど繰り返してるといえる。
    似ているけど違っていて、違っているけど同じに思える。

    ずれてるからそこに、
    新しい意味がまた繋がっていくんじゃないかと
    新たな可能性を見つける可能性があるんじゃないかと
    思えてしまうんだ。

    ありえない世界のリアリティを
    疑わせない描写力。
    さすが命の懸けられた小説だったと思います。

    読むほうのわたしも、何度か死にましたw
    というか今生きてるのか、
    生きてる証拠ってなんなのか、
    「自分」が生きてるってどうしたら確信に至れるのか
    だからもしかしたら死んだことあるのかもしれないとか、
    わからなくなって危なかったよ。
    でも絶望はしなかった。
    大きなテーマでもあると思うけど「自殺」という問題。
    ここでは、「自逝」か。

    境界を飛び越えても終われない人の道。
    自殺に救いはないという定説ができそうな小説です。

    映画化はできんよね。
    無残に腐った逝体の描写ばかり際立って
    小説のメインであることばの細工を伝えることが
    むつかしくなるから。

    何回も読める小説でした。
    続きを読む

    投稿日:2012.06.25

  • ちゃんぷるー

    ちゃんぷるー

    読んだ・・・。グロい。あまりしつこくないからまだ読めるが、傷んだ死体がごろごろ・・・。3つの話が少しずつ重なっていて、話が変わってもそのエグい状況が変わらない。更に、自殺や「本気かどうか」をずっと扱っているが、それらが「最近の若い人のこと」のように思えてしまった。2010/10/27 読了。続きを読む

    投稿日:2010.10.27

  • sunao2

    sunao2

    気持ち悪い描写の話が3話。そしてそれが微妙に繋がっている。小説としてはおもしろいのではないでしょうか。グロ耐性があれば。ただし再読はしないよな。文章の表側にあるグロ描写を除けば、言いたいことは意外とシンプルなのかもと思ったり。とりあえずこのなんとも言えない表紙は、子犬だそうだ。表題作で出てくる(p27)「知らない生き物」かと思った。続きを読む

    投稿日:2010.05.06

  • あたろう

    あたろう

    『無間道』

    「右へ行こうか右へ行こうか、まっすぐ右へ進もうか、
     待てよ、右へ行く道があるかもしれない、
     探してみよう、ほらあった、一緒に右へ行ってみよう」

    「いずれにしても、いつだって俺は思い込まされており
     その思い込みの自分から逃れることは決してできないのだ」

    『煉獄ロック』

    「かけがえのない二年間を蕩尽し倒してくれ。
     命の限界ぎりぎりまで迫って、快楽を貪ろうではないか」
    続きを読む

    投稿日:2009.02.07

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