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東芙美子 / 角川文庫 (6件のレビュー)
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まいこ
ずっとタイトルだけ覚えていて、読みたいと思っていた話。 歌舞伎役者とその娘の芝居への苛烈な情熱に引きずられるようにページをめくる手を止められなかった! 梨園の男社会の凄まじさにも何度も絶句。 娘を一体…なんだと思っているのか…何をしても愛情ゆえで許されると思っている父親たちは異常。 でも結局芝居への情熱が勝り、葵も和解する。 すごい物語だった。続きを読む
投稿日:2023.11.25
ふふふ
歌舞伎の世界を知れる 梨園の妻や娘の内情もわかりやすい ただ、京二郎ムスメへの愛は行きすぎな気がする
投稿日:2020.07.12
hetarebooks
周りがどう阻止しようとも、抗えない葵の芝居欲。 愛するが故に女優になぞさせまいとする大人たち。 対する双子の片割れ、桂があまりにもダメな子すぎて…
投稿日:2016.11.13
shigeyumi
梨園の御曹司にして絶世の美男、藤原霞右衛門に男女の双子が生まれた。兄の桂は跡継ぎとして、妹の葵も父に溺愛されて天真爛漫に育った。が、真に父の才を受け継いだのは、皮肉にも娘の葵の方だった。女は歌舞伎役者…にはなれない。 ジレンマに身悶えしながら女優への道を模索する葵。しかし彼女の前には、我が子を愛するがゆえに、その夢を全力で潰そうと立ちはだかる父の姿が。 芸の鬼に取り憑かれた、梨園の父娘ふたり。 その愛と葛藤の物語。 みんな鬼に取り憑かれてる。 伏線がたくさんあって、でも、過去の話は全部出てくるわけじゃないから、モヤモヤも残る。続きを読む
投稿日:2016.06.07
kimagureame
梨園に生まれ、芝居に魅せられた少女。しかしどんなに希有な才能があろうとも彼女は歌舞伎役者にはなれない。女であるがゆえに。 娘を盲目に愛するがゆえに、役者にしたくない父親たちと、どうしても役者になりたい…娘との愛憎まみえたドロドロの攻防戦。 役者は業の塊ですな・・・。続きを読む
投稿日:2016.05.28
ふる
最初は登場人物たちの女々しい話し方になれずもやもやしながら読んでいましたが、後半は気にならない位にガーッと読んでしまいました。 葵の叩かれても叩かれても折れない根性、父親たちの葵を愛しく思うが故の酷…い妨害。 梨園の男たちはみんな純粋に歪んでいるなあと(笑) ただ、葵や京二郎あたりにスポットが当たりすぎて桂や梢が殆ど霞んでいたのが残念。 清香さんも結構なキーパーソンなのに結構あっさりだったかなー 歌舞伎を見たことがある方やお好きな方はもっと楽しめるかも。続きを読む
投稿日:2016.02.10
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