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田中芳樹, 東郷隆, 天野純希, 吉川永青, 木下昌輝 / 講談社 (9件のレビュー)
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総合評価:
future4227
衝撃のラストに戦慄する
『三國志』のストーリーが頭に入っている人には、それを補完すべく脇役的な人物にスポットを当てたサイドストーリーとして楽しめる。 『三國志』未読の人にはちょっと厳しいかも。 許攸を描いた木下昌輝さ…んの『姦雄遊戯』と周瑜を描いた天野純希さんの『天を分かつ川』はどちらも衝撃のラストが見ものだ。 東郷隆さんの『倭人操倶木』は日本や邪馬台国との関わりなども絡めて、興味深い考察を交えている。 田中芳樹さんの『亡国の後』は、切れ者の勝者たちが命を縮めていく傍らで、敗者である暗愚な劉禅が最終的にもっとも安寧に生涯を遂げたという点で、感慨深い余韻を残す作品となっている。続きを読む
投稿日:2017.09.10
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haru
面白かったです!ついに日本を超えて海外を舞台に!この本を読んで三國志に興味を持ちました。決戦!三國志TOP3は①木下昌輝の「姦雄遊戯」②吉川永青の「応報の士」③天野純希の「天を分かつ川」です。
投稿日:2024.02.15
相模守
「奸雄遊戯」許攸 「天を分かつ川」周瑜 「応報の士」法正 「倭人操倶木」操倶木 「亡国の後」劉禅 5つのエピソードからなる短編集。ある程度三国志に知識がある人には登場人物の個性が足されより深く三国志が…楽しめる作品。続きを読む
投稿日:2020.05.07
まいつき
戦国時代アンソロジーと思っていた「決戦!」シリーズですが、三国志でもやってくれました。ただ、三国志全体でくくられちゃっているのが残念かな、と。 戦国時代に知名度の高低はあれど数々の戦いがあるように、三…国志も同様。なので、こちらも一つの戦いをピックアップしてくれればいいのになぁ、と。「官渡」でも「赤壁」でも。ま、ゲームの三国無双みたくなりそうですが。 とはいえ、「決戦!」シリーズの新しい時代を開く1冊。今後も歴史の横展開を期待します。 『姦雄遊戯』が好きです。 見事な伏線回収。曹操の策略と許猪の徹底がいいですね。続きを読む
投稿日:2018.02.02
さつき
それぞれの作品は面白かった。 でも、こうなると決戦シリーズとしてはどうなんだろう。 一つの戦いを、そこに関わっているそれぞれの視点で描くという点が面白かったのに。 三国志なら、それも十分に可能。三…国志で何作かシリーズしてくれたら良かったのに。 それこそを読みたかったなあ。 これでは単に、三国志の普通のアンソロジーでしかない。続きを読む
投稿日:2016.06.19
mh1989
決戦シリーズでの日本の合戦ネタが尽きたか、先の本能寺に続き、国を変えた三国志ネタとなっているが、やはり中国では合戦の背景となった武士の葛藤という根幹の部分での感情移入ができず、イマイチか。戦国ものから…さかのぼった応仁の乱とか源平ものとかに戻っていただければなとは思うが、武士階級が確立していない時代では、それはまた違うものになってしまうかな。続きを読む
投稿日:2016.03.19
ぐーぐーがんも
このレビューはネタバレを含みます
中国を舞台にしたことといい、広大なテーマといい、シリーズ番外編の趣き。5篇の短編集。昔吉川版三国志を一度読んだきりなのでついていけるかどうか不安だったけれど、まずまず楽しめた。でもやはり有名どころの周瑜を主人公にした「天を分かつ川」(天野純希)が一番楽しめた。彼が長生きしてたらどうなっていたかな。
投稿日:2016.02.13
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