【感想】雨の日も神様と相撲を

城平京 / 講談社タイガ
(42件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
13
10
6
3
0
  • カエルと相撲のお話

    カエルの神様と相撲のお話。相撲?と思ったけど、中身は100%城平京らしい、ミステリとファンタジーでちょっとSF。面白い、他の作品で小説の漫画化が進んでるので、本書もドラマ化とか期待したい。あらすじだけだと荒唐無稽に思えるけれど、カエルと神様と相撲の三題噺がこんなに面白いとは驚き。早く次の作品が読みたくなる作品。スパイラルや絶園のテンペストが好きな人にオススメ。漫画の原作もいいけど、小説も面白いのでミステリ好きは是非一読を!続きを読む

    投稿日:2016.01.23

  • 漫画版連載開始で知り、待ちきれず原作を。面白かった!

    漠然とした読後感もネタバレになりそうなので自粛。面白かったとだけ。あのシーンこのシーンが漫画になったときどうなるか、原作を読んで漫画への期待も高まりました。

    投稿日:2019.12.21

  • 二本足で相撲を取るカエルの新技なんて、普通は考えつきません。

    最終第5章の怒涛の展開にびっくり。中学生の思考とはとても思えない主人公の文季、こいつ何者。神話的ファンタジーの世界だと思っていたら、何事も理詰めで解釈する彼にかかるとサイエンス・フィクション (SF) だった。私にとってのSFは「少し不思議」のほうだったんだけど、これは本当のサイエンス・フィクション。ミステリーのほうは、無くても作品は成立していたし私には蛇足感がありました。

    結局何が言いたいのかというと、びっくりするほど面白かった。
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    投稿日:2018.04.24

ブクログレビュー

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  • 司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    「「頼みがある。相撲を教えてくれないか?」神様がそう言った。
    子供の頃から相撲漬けの生活を送ってきた僕が転校したド田舎。そこは何と、相撲好きのカエルの神様が崇められている村だった!
    村を治める一族の娘・真夏と、喋るカエルに出会った僕は、知恵と知識を見込まれ、外来種のカエルとの相撲勝負を手助けすることに。
    同時に、隣村で死体が発見され、もつれ合った事件は思わぬ方向へ!?」
    続きを読む

    投稿日:2023.09.19

  • sho3dai

    sho3dai

    思いがけないスポ根ミステリでした。
    当たり前に見えていたものから急に現れる謎と突きつけが物語とリンクしていく。
    心地良い裏切りのような感覚。
    読み終えたときの満足度がやばいっすね。

    同世代との関係や相撲との向き合い。
    ラブコメ的な部分もめちゃくちゃ好き。

    【ざっとあらすじ】
    相撲から離れた主人公。
    相撲ですべてが決まる村に転校します。
    そして神様に相撲の指南をすることになる物語。
    さらに近くの森で変死体も見つかります。

    それぞれがリンクしていく青春ものです。
    続きを読む

    投稿日:2023.07.20

  • もっこ

    もっこ

    二度目ましての作家さん。
    『名探偵に薔薇を』が面白かったのですが、
    同じ著者なのに、タイトルのイメージが
    かけ離れている。(〇o〇;)

    両親を事故で失った文季が叔父の住む村に引き取られた。
    その村では、カエルが相撲をとり、神様扱いされていた。
    普通はこの時点でダメなんですけど、読まされました。

    小柄で華奢な文季と、カエルに仕える大柄で怪力の少女。
    祭りに奉納する為の相撲と外から来た赤い奴。
    そして、村境では、死体遺棄事件が?
    いやぁ~楽しく読まされました。
    続きを読む

    投稿日:2023.07.02

  • 家計法廷

    家計法廷

    このレビューはネタバレを含みます

    探しに探してやっと手に入れた講談社タイガの一作目。
    虚構推理に似てるなーとか少し思ったけど、それは置いておいて。

    相撲とミステリというコンセプトから嫌厭してたのがもったいなかった。
    ミステリ色はほぼなかったけど笑
    それでも伝奇、SF、恋愛等、盛りだくさんの内容。
    惜しむらくは主人公がクール過ぎて人を選ぶか。

    一番の誤算は、真夏のヒロイン力が半端なかったこと。
    いや、城平作品でダントツ一位だと思う(クセが強いヒロインが多い中、珍しく王道)。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.11.05

  • 永杜

    永杜

    強制的に相撲を両親に習わされていた主人公だが
    死別により、もうしなくていいかと思っていたら
    引取られた先は、相撲が盛んな場所だった。

    うわぁ…な状態です。
    やっと終われると思っていたものから逃れられない。
    何という嫌な現実。
    と思っていたら、相撲がそこまで嫌だったわけでも
    なさそうで、よかったな、と。

    しかし主人公すごいです。
    完全な知正派。
    最初から最後までその状態に、ここまで冷静だと
    いっそ清々しいものがあります。

    村であがめられているカエル。
    そして近場で起きた、死体と一緒にカエルが
    鞄に放置されていた事件。
    ついでのように解決していくので、そちらはそちらで
    面白かったです。
    続きを読む

    投稿日:2022.09.20

  • Sachi_HYDEIST

    Sachi_HYDEIST

    蛙が、いやカエル様が相撲をとるだけのファンタジーなだけの話かと思ったら、話が思わぬ方向に…

    自分を凡人(寧ろそれ以下)と思っている中学生男子が、相撲はすぐには強くならないと言うのが良い。人間はぱぱっと強くはならないよね。続きを読む

    投稿日:2021.11.04

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