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アレクサンダー・ゴットリープ・バウムガルテン, 松尾大 / 講談社学術文庫 (2件のレビュー)
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nt
やたら分厚い文庫本だが、「美学」なる概念を初めて呈示したということで歴史的に重要な書物、ということになっている。原著の第1巻は1750年。1750年ということはJ. S. バッハの没年であり、モーツ…ァルトの生まれる6年前であり、カント26歳、ゲーテは1歳である。 この著者が非常に偏っているなと思ったのは、引用・言及するのがすべて古代ギリシャ・ローマの詩人・著作家のみだということだ。美学と言っても扱う芸術は「詩」に限定されているが、ダンテ(13-14c)すら出てこない。 しかも、美について論じているはずなのに、延々と弁論術や哲学上の真理や「徳」についてばかり、延々と語っている。この偏屈な著者の頭の中の世界は、そういうごっちゃになった価値体系の蒼穹を描いているらしい。 本書よりも、彼の講義を平易な言葉でまとめたマイアーという人の本の方が当時広く普及したらしいから、文化氏的にはよほどそちらの方が重要なのではないか。そっちを読んでみたいと思う。続きを読む
投稿日:2021.08.15
Yu Kino
いや、74ページとかで断念 資料的価値以上のものを読み取れず。 当時、感性の学を目指したという旗揚げに価値を感じるものの、今日、どこまで読むべき価値があるんだろう? 少なくとも今は見出せないので…、取り敢えず次へ。 すんません。続きを読む
投稿日:2020.08.12
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