カナリアたちの舟

高松美咲 / アフタヌーン
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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  • 大きな絶望と、小さな希望

    学校からの帰り道、空から襲来してきた謎の生物によって気を失った宇高ユリ。目を覚ますと、そこにいたのは同じく状況を飲み込めていない北沢千宙という1人の男性。ふたりは、地球とは全く異質な世界に飛ばされていたのでした。

    サナギのような形の構造物、奇妙な触手を持った機械。本作は独自の生々しさを持った世界観が特徴的です。作者のあとがきによれば、一番悩んだのが作画作業とのこと。植物や生物の図鑑を参考にした、というだけあって、登場する生き物たちも地球上のどこかに潜んでいるかのような錯覚を覚えます。

    家族も友達も失い、異世界での生活を余儀なくされた2人。物語が進むに連れて、さらに残酷で悲しい真実が浮かび上がってきます。それでも、最後には本当にわずかな希望が小さく瞬く。1巻で完結というボリュームも心地良い、上質なSFです。
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    投稿日:2016.05.17

ブクログレビュー

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  • 果糖

    果糖

    これかいた作者に『スキップとローファー』かかせたく
    なる編集者の気持ち、下半期1番共感できる。本作の結論も凄いが超冒頭の地球パートが魅力的すぎて別の可能性を思い描いてしまう。

    投稿日:2019.09.04

  • palebluedot

    palebluedot

    〉朝が来る
    〉途方もない明日を連れて
    〉誰の前にも

    えすえふ…!
    スキップとローファーの著者がこんな直球SFマンガを書いていたとはびっくり。

    突然謎の空間に放り込まれて右往左往する前半と、世界の秘密が明かされる終盤の対比がいい。
    終わりの無常観も素敵。
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    投稿日:2019.07.04

  • knkt09222

    knkt09222

    宇宙人に選ばれて異世界へ。
    えー選ばれたとか異世界とか嘘で何か仕掛けがあるだろうと思っていたが、
    まったくそのままでその理屈に工夫がされていた。
    結構込み入った話なのでもう少し引っ張る、植物などの気持ち悪い造形をもっと押し出して行く、
    などすれば。偉そうだけど。
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    投稿日:2017.02.26

  • tou

    tou

    表紙絵が気になったけど、どういう話かオビでイマイチ伝わらず、裏表紙のオビに書いてある五十嵐大介新刊告知を信じて、多分『海獣の子供』とか好きな人に読んで欲しいってことだよな、と半信半疑で買ったら当たりだった。

    女子高生が、帰宅中に宇宙人の襲撃に遭う。目が覚めたら見知らぬ植物の繁茂する異質な場所にいて、無気力そうな青年と二人きり。ここはどこなのか、元の場所に戻れるのか。

    建物とか植物の感じが、じんわり気持ちわるくて、キレイで、いい。
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    投稿日:2016.10.05

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