【感想】絵草紙源氏物語

田辺聖子, 岡田嘉夫 / 角川文庫
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
5
1
3
0
0

ブクログレビュー

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  • SnowyYuki

    SnowyYuki

    このレビューはネタバレを含みます

     再読。初読は1996年。
     第一部『桐壺』〜『藤裏葉』,第二部『若菜上』〜『雲隠』を,各々の章2〜4ページほどの文章に豪華な浮世絵風のカラー挿絵を組み合わせ,絵草紙風に構成されている。一応『源氏物語』を知らなくても読めるようになっているが,登場人物が多く馴染めない古代の用語も出てくるため,原作の知識が多ければ多いほど楽しめる本だと思う。前回読んだ時よりも平安時代の知識が増えていた分だけ今回の方がより理解でき印象にも残った。

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    投稿日:2023.04.17

  • こむそーや

    こむそーや

    文章に関しては一字一句の現代語訳、ではなく、すっと読めるように現代文アレンジ、というほうが近い。厚さのわりには本当にすぐに読み終わる。あまりにも読みやすいので一気に読むと、終始光源氏が女のことばかり考えているような錯覚にも陥り、平安貴族というのは恋愛以外にすることないんかい…と突っ込みたくなってしまう。
    絵草紙と名うつだけあって、頻繁に入っている挿絵が綺麗。ただ、大体女の人が脱いでるので、電車の中とかでは読めないかな・・・着物の色とかきれいだけど。
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    投稿日:2019.06.30

  • otakazz

    otakazz

    古典の名作、源氏物語に触れてみたいと思いつつ、分量に尻込み…。

    図書館でたまたま一冊に凝縮されて挿絵も多い本書を見かけ、早速借りて読みました。

    妖艶な雰囲気の挿絵も魅力的で、駆け足ですが全体の流れも分かり、満足。

    ここぞというところで読まれる歌は素敵ですね。

    次はもう少しボリュームのある現代語訳のものを読みたくなりました。
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    投稿日:2013.05.19

  • nakaizawa

    nakaizawa

    (2002.01.13読了)(2002.01.11購入)
    内容紹介 amazon
    原文の香気をたたえ、古典の口吻を伝えつつ、読みやすい現代の言葉で書下したダイジェスト版。四季のうつろいの中に、人間の運命や恋のゆくえのなまなましい葛藤をみごとに表現した絵が興を添える。

    ☆田辺聖子さんの本(既読)
    「甘い関係」田辺聖子著、文芸春秋、1975.02.
    「むかし・あけぼの(上)」田辺聖子著、角川文庫、1986.06.25
    「むかし・あけぼの(下)」田辺聖子著、角川文庫、1986.06.25
    「おちくぼ姫」田辺聖子著、角川文庫、1990.05.25
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    投稿日:2013.02.07

  • らじヲ

    らじヲ

    源氏物語の「桐壷」から「雲隠」までを田辺さんの要約文と岡田さんのセクスィーな絵でまとめた1冊。
    つまり、光源氏くんが生まれてから亡くなるまでをコンパクトにまとめてありました。
    文章も絵もかなり良かったよ。
    源氏物語初心者もかなり読み込んでいる人も満足の1冊だと思います。
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    投稿日:2013.01.16

  • との宮

    との宮

    源氏物語を復習。
    ほとんど覚えていなかった。
    そもそも恋愛小説が得意でないのな。なんでそんなに多情なのとか、根本的な疑問がわいてくる。

    挿絵はとても美しかった。
    源氏物語を端的に把握するには最適本。

    投稿日:2012.01.09

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